伍 1階、………の日記 ページ7
中に入った2人は、部屋の中を捜索した。
太宰「………………」
太宰は、硝子張りの戸棚に書かれている文字をジーっと見ていた。
“家が元の姿に戻るとき開く”
太宰「(今の状態は元の姿じゃないと云う事か……)」
ヴィオラ「太宰さん、此れ……」
太宰が文字の意味を考えていると、ヴィオラが小さな熊の縫いぐるみを抱き抱え乍ら机の上に置かれている本を指差す。
太宰「其れ、何処にあったんだい?」
ヴィオラ「あの山に置いてあった」
ヴィオラはプレゼントと思われる箱の山を指差した。
太宰「そうか。此れかい? …………少し見てみよう」
太宰が机の上に置かれた本を手に取り、表紙を見る。
『とある病気の少女の話』
太宰は、表紙を開いて中を読んだ。
『むかしむかし、とある貧しい街に、×××という病気の少女がいました。
×××は、生まれつき、顔と足の皮膚がただれており、いつも包帯を巻いていました。
そんな×××を、父は見ようともせず、一言も口をききませんでした。
それでも、×××は幸せでした。母だけは、×××を愛してくれたからです。』
太宰「病気か………包帯を巻いてるなんて……
私とキャラが被ってるじゃないかっ!!!!」
太宰は何故か悔しそうにしていた。
ーーーーーーーー切り取り線ーーーーーーーー
更新遅くなって済みません!!
実況が見れなくなっちゃって←言い訳乙
ちょいちょいギャグを織り混ぜてまーす☆
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