獣人な歌い手さん【男主】

一匹 ページ2

こんにちは、只今絶賛逃亡中です。坂田とまふが追いかけてくる。やだ、絶対やだ、捕まると耳と尻尾をこれぞというばかりに触ってくるから。あいつらも獣人なのに俺のがいいとか言って来るんだよ…。

『追いかけてくんなよっ、俺じゃなくてもいいだろっ。』
ま「Aのがいいんだよ、すごいふわふわしてるのが。」

兎のこいつも侮ってはいけない。腹の中は真っ黒な腹黒兎で自分の可愛さを押してくるから厄介だ。そして、一番触り方がやだ、すげえぞわぞわするしたまに噛んでくる

坂田「つかまえたっ！」

考え事をしてると坂田に前から抱きつかれた
ギューって感じで。俺より少し坂田の方が高いから抵抗してもあまり効果がない。ぶんぶんと振り回してる俺の尻尾を騒ぎで起こされてイライラしてるそらるが掴んだ。

『ひ、ぃ…そら、やぁ。』
そ「俺寝てたんだけど？人が気持ち良く眠ってる時に起こすなよ…。」
『ごめ、んぅ、触ん…な…あぅ。』

同じネコ科のそらるは効く触り方がわかってるからやばい。俺だけじゃなくてまふと坂田にやればいいのに。

坂田「じゃあ、俺もやろっと。」

はむという効果音が聞こえそうなほど可愛く耳を食まれたが耳は急所なので構ってられない。

『ひぅ、や…ぇ、ぁあ。』
luz「ただいまー、て何してんの。」

ちょうどいいところに唯一常識人のluzが帰ってきて止めてくれた。まじluz天使！優男だわ〜

luz(絶対意識してもらえてないんやろな
俺だってAのこと好きなんに。)

貴『luz、ありがと！』
luz「(今はまだいいか)大丈夫やで、許してあげてな。」

それから俺は三人に欲しいものを買うという約束を取り付けて仲直りした。しゅんとなってる三人に言ったら目輝かしていいって言ってくれた。

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