第4話【 葦原瑞穂】 ページ4
隣の方から楽しそうな女子達の声が聞こえる。
おかしいな、うちの家は妹と母しかいないはず……
ふっ、と眼を開けて見えたコンクリートの天井に
嗚呼、そうか。
視聴者番組に参加してたんだったな、と
ぎし、と鈍い音を出してベッドから体を起こした。
ズボンのポケットに違和感を感じて手を突っ込むと
スマートフォンは無くなっていた。
まあ当たり前か、とベッドから降りる。
大半の女子はまだ起きておらず、部屋の隅で数人
喋っているだけだった。
「えーと、初めまして、おはようございます!
今日からよろしくお願いします」
歳上の人に見えたので、
取り敢えず敬語で挨拶を交わす。
「おはよう、宜しくね!袰月 章だよ」
「古町アスカです、よろしくお願いします」
二人が挨拶し終わった後に、自分だけ名乗り出ていないことに気付き、慌てて「葦原瑞穂です」と
名乗った。
「……ん」
すると、うち達の会話で目が覚めたのか、
真後ろのベッドで寝ていた女子の眼がうっすらと
開いた。
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KKYT(プロフ) - 終わりました! (2016年3月1日 18時) (レス) id: 138d8062f7 (このIDを非表示/違反報告)
KKYT(プロフ) - 更新します! (2016年3月1日 18時) (レス) id: 138d8062f7 (このIDを非表示/違反報告)
ポリプロピレンッ!(プロフ) - 終了しました!あと、第7話のセリフを少しだけ変えました。 (2016年3月1日 17時) (レス) id: ad11a66a5d (このIDを非表示/違反報告)
ポリプロピレンッ!(プロフ) - インフルエンザで寝込んでました…遅くなりすみません。今から更新します! (2016年3月1日 17時) (レス) id: ad11a66a5d (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - 終わりました! (2016年2月26日 21時) (レス) id: f95df422fb (このIDを非表示/違反報告)
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