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カーディガン ページ33

「んん、、、」

長いまつげが震えて、まぶたが上がる


そのまま起き上がるA

細くて綺麗な髪がさらさらと肩を流れていく

それを邪魔そうに雑に払うと、

ぼーっと月明かりに照らされている窓を眺めてみる

時刻は深夜一時

みんなは帰ってきてるだろうか

「あふ、、、」

小さなあくびをこぼし、目をこする

「、、、、」

のどが渇いたな、と

布団の中から出た









フラフラと暗い寮の廊下を歩く

「、、、、、」

普段はおばけが怖くて夜中に歩いたりなんかしないけど、この日は明るくて綺麗な夜だった

「あ」

向こうから来た人に気づいて思わず声を上げる

嶺二「Aちゃん?」

「お帰り、、、」

仕事から帰ってきただろう嶺二がこちらに駆け寄ってくる

嶺二「どうしたの?なにかあった?」

普段寝たら起こすまで起きないか、

朝まで部屋から出てこないからなにかあったのかと心配して駆け寄ってきたのだ

「のどが渇いたから、、、」

嶺二「そっか。それよりも」

「?」

ぱさっ

嶺二が持っていたロングカーディガンで包まれる

「暑、、、」

嶺二「仮にも男ばっかりの家でその格好はまずいよ」

「?どうして?」

Aが着ていた寝間着は、

蘭丸からもらった(奪ったとも言う)、Tシャツ一枚だ

もちろん、蘭丸のだからサイズがでかくて、肩もずれるし、膝の少し上くらいまでの長さがある

嶺二「とにかく!GIRLがそんな格好して歩いたらいけません!食べられちゃうよ!早くお水飲んで、お部屋に戻りなよ?」

「ここにそんな卑猥な人はいないと思うんだけど」

嶺二「ん?男はね、み〜んな狼なんだよ」

すっと近くに詰め寄ってきた嶺二が、顎に手をそえて言う

何故か妙に色っぽく

「おぉ、これが世に言う顎くいっ、Aこれやって欲しかったの!」

嶺二「ガクッ)」

ちっとも心に響いてくれないAに少し呆れつつも、おやすみ、と一言言って別れた

その二→←その四



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aiai(プロフ) - 白翼さんありがとうございます!楽しみです! (2017年9月26日 18時) (レス) id: cf55e6d6ff (このIDを非表示/違反報告)
白翼(プロフ) - aiaiさん» わかりました!お任せください!(*^_^*)曲は既存のものを使用させていただきますね!すぐに書きます! (2017年9月26日 9時) (レス) id: eb60e34d75 (このIDを非表示/違反報告)
aiai(プロフ) - 白翼さん!コメント返信ありがとうございます!そーですね…できれば、各グループごとに作曲して、主人公に捧げる歌などどうですか?ちなみに、私は白翼さんのおまかせがいいです!わがまま言って申し訳ないです。楽しみにお待ちしておりますね! (2017年9月25日 20時) (レス) id: cf55e6d6ff (このIDを非表示/違反報告)
白翼(プロフ) - aiaiさん» もし各グループでの終わり方、オチ、ネタなどの理想があったら教えてください(^^) (2017年9月25日 18時) (レス) id: eb60e34d75 (このIDを非表示/違反報告)
白翼(プロフ) - aiaiさん» リクエストうれしいです!必ず書かせていただきますね!!! (2017年9月25日 18時) (レス) id: eb60e34d75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白翼 | 作成日時:2017年4月26日 21時

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