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誠士郎「へぇ〜、ちゃんと俺のこと見てくれてるじゃん」
『LIVEでも液晶でもちゃんと観てますよ』
玲王が入浴に行ってる時間は、誠士郎がAを独占できる時間だ。
今度は誠士郎が自分のことをまとめている資料の数々をAから見せてもらっている。
『頭撫でてくれてもいいんですよ、凪っちさん』
誠士郎「なにその呼び方……まあ、撫でるけど」
『え、本当に撫でてくれるの？』
誠士郎「うん。俺のこといつも甘やかしてくれるから」
少し緊張しながらそっと綺麗な髪が流れる頭に手を置いて、ゆっくり優しく撫でてやる。
レモンティーとシュークリームをくれた時の思い出が脳裏をよぎる。こんな感じで撫でたっけ、俺。
誠士郎「Aって、頭撫でられるの好きなの？」
『うん……なんか恥ずかしいけどね』
誠士郎「別にいいじゃん、かわいいし」
『かわ……あ、ありがとう……』
誠士郎「(かわいい)」
A、可愛いって言われ慣れてないのかな。
まあ、Aってたまにイケメンよりイケてるし。
誠士郎「ねぇ、A」
『ん？』
誠士郎「必ず、俺のこと頼ってね」
『……ありがとう、大丈夫だよ』
ふわっと大きな体で優しくAを抱きしめる。
なんか、今にも消えちゃいそうな気がして……
誠士郎「俺、Aのことはめんどくさくないよ」
『そうなの？』
誠士郎「うん……だから、抱えちゃダメ。
Aは抱えすぎてパンクしちゃうから」
『ありがと、凪』
誠士郎「……え、それって玲王のマネ？」
『んーん、単に私が言ってみたかっただけ』
誠士郎「……じゃあ誠士郎って言って」
『わかったよ、凪』
誠士郎「……誠士郎」
『凪』
誠士郎「誠士郎」
『なんか交互に“凪・誠士郎”ってフルネームで呼んでるみたい(笑)』
お口バッテンにして誠士郎は拗ねる。
でも、君の笑顔が見れたならそれでいいかな……
誠士郎「高身長、高収入(予定)、高学歴、あと顔そこそこイケてる、甘え上手だし、甘えられ上手」
『誠士郎くんの理想の人？』
誠士郎「ちがう。俺のこと……自己アピール、的な？
俺はいつでもウェルカムだよ、京さん」
案の定意味を理解していないAだったけど、鈍感な彼女だからそんなとこにも惹かれたのかな、なんて。
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ネムノキ(プロフ) - LiLiさん» コメントありがとうございます！長らくお待たせしてしまいましたが、本編を更新いたしましたのでぜひ！番外編もよろしくお願いします♪ (4月21日 22時) (
レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
LiLi(プロフ) - ネムノキさん» 青い檻のバーサーク6の方も楽しみにしてます!!めっちゃ面白いんで頑張ってください!! (4月1日 21時) (レス) id: de7dec8312 (このIDを非表示/違反報告)
ネムノキ(プロフ) - コメント欄にて失礼します！長らく続きを出せず、申し訳ありませんでした！近いうちに氷織＆烏編を一気に出すのでお楽しみにしていてくださいm(__)m (3月26日 23時) (レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネムノキ | 作成日時：2024年2月8日 0時
