７， ページ15
『なんか体が軽くなってる〜！』
玲王「あのブリッジ下手したらトラウマだぞ……？」
マッサージを終え、次は体を動かそうと次の目的地へ向かって長い廊下を歩いている。
誠士郎「ねえ、A」
『ん、なに？』
誠士郎「なんか困ってることあるでしょ」
玲王「な、凪⁉︎」
誠士郎「特に電話とかで悩んでるよね？」
玲王「バカかお前！
そんなストレートに聞く奴があるかよ‼︎(小声)」
まさかの凪の発言にギョッとする間もなく、なんとかカバーしなければAに怪しまれてしまう。
ただでさえ彼女は本心を表に出さないのに、ここで警戒されたら——————
『ないよ』
玲王・誠士郎「「……え？」」
『どこから聞いたかは大体見当つくけど……
今はもう平気だし、元に戻ってるから大丈夫』
誠士郎「……本当に？」
『私はこんな嘘つかないよ』
誠士郎「だって、Aの“大丈夫”は大丈夫じゃないんだもん」
『そんなことないよ……ほら、着いた。
ここだよね、言ってたの』
これ以上深掘りしても何も出てこない、そう悟った2人は一旦諦めてゲームエリアに入った。
—————————
ゲームエリアはとてもすごかった。
隣にあるサッカー専用のトレーニングフィールドは、最先端の技術で最高の成長が期待できる。
玲王「(サッカーでカッコいいところを見せてAに振り向いてもらって……)」
誠士郎「A〜、卓球やろ〜」
『いいね！やろやろ！』
玲王「え、な、なぁ……」
誠士郎「じゃあ、負けた方が勝った方の言うこと聞く」
『OK！』
玲王「そこはせめてサッカーやろう……？」
誠士郎「玲王は審判ね、絶対勝つぞー(棒)」
『臨むところだ！』
マイペースな奴と、人がよすぎてノリがいい奴……
けれど、こんな感じの2人がいたからこそ玲王はここまでやってこれたのかもしれない。
——————凪とAは、かけがえのない宝物だ。
玲王「(サッカー続けててよかった……)」
刹那、玲王の頬スレスレのところを卓球の球が銃弾のように通りすぎた。
『ごめん玲王くん！
思いっきりスマッシュしちゃって……』
玲王「やば、おまえ……」
あと少しズレていたら……考えるだけで鳥肌が立つ。
でも、本当に2人と出会えてよかったと思っている。
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ネムノキ(プロフ) - LiLiさん» コメントありがとうございます！長らくお待たせしてしまいましたが、本編を更新いたしましたのでぜひ！番外編もよろしくお願いします♪ (4月21日 22時) (
レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
LiLi(プロフ) - ネムノキさん» 青い檻のバーサーク6の方も楽しみにしてます!!めっちゃ面白いんで頑張ってください!! (4月1日 21時) (レス) id: de7dec8312 (このIDを非表示/違反報告)
ネムノキ(プロフ) - コメント欄にて失礼します！長らく続きを出せず、申し訳ありませんでした！近いうちに氷織＆烏編を一気に出すのでお楽しみにしていてくださいm(__)m (3月26日 23時) (レス) id: 2f94861ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネムノキ | 作成日時：2024年2月8日 0時
