Gray Zone３

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今子side







見た目で判断なんて、ダメ。
これが私。
話を聞いていれば、なんかイライラしてきて…






つい出てしまった……。







臣子のお父さん
『 ……ふっ 』




鼻で笑われた……？








臣子のお父さん
『 元ホストだから認めないと言ってる訳じゃないですよ。 』


今子
「 だったら…なぜ反対を？ 」


臣子のお父さん
『 元ホストだからわかるんだよ。俺も苦労かけたから。』


今子
「 ………。」


臣子のお父さん
『 普通の仕事なんて馬鹿らしくなるくらいにお金を持った奴が、ホストを辞めたら店を出す、潰れる、また同じ業種に戻る。そうなったら苦労するのは、娘だ。だから反対してる。』



広臣
『 俺は、……そうなりません。』


隆二
『 俺もそうは、させません。』


岩田
『 俺も 』


岩子
『 私も 』





岩田くんとAさんは、関係ないんじゃ…と思ったけど、いつのまにか私の後ろにいた２人。





今子
『 ……私もです。』







『 俺らもやな。』


『 そうだな。俺もここがなくなったら困るので。』






振り返れば、長身の男性が２人……
………あ、お酒の配達の人だ。







隆二
『 健ちゃんに直己さん！！ 』


健ちゃん
『 どないしてん。このビルで1番の繁盛店が 』


直己
『 明日の酒持って来たぞ 』


隆二
『 あざーす 』







いつの間にか、助っ人が沢山の店。






臣子のお父さん
『 ……手に職は付けといた方がいいぞ。潰れた時は、役にたつ。』


広臣
『 一応、国家資格あります。』


臣子のお父さん
『 ……そうか。』


広臣
『 はい。』


臣子のお父さん
『 1ヶ月以内で売り上げを倍にしろ。元の客を使わず。それが達成したら認めてやる。』


広臣
『 …はい！ 』


臣子のお父さん
『 ………それじゃ。』









Aさんのお父さんが帰った後、
隆二さんが私の頭を撫でてくれた。






隆二
『 頑張ったじゃん。』


今子
「 だって…、、 」



広臣
『 …ありがとな。』









．

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