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「やだなあ、そんな怖い目で睨まないで下さいよ。」
両手を仰々しく挙げるリネさんに、セノさんはギロリと鋭い眼光を容赦なく向ける。
私はと言うと、アルハイゼンさんから手や口の拘束を解いてもらっている最中だ。
片足だけベッドに乗せて身を乗り出しながら指を動かす彼を直視出来ずにいるけれど。
「リネ君。これはお互いの合意の上だったのか？」
「事後みたいな言い方はよしてくださいよ、ヌヴィレットさん。」
もしあのままだったら...間違いなく.......。
「っ、」
途端にぶわっ、と顔が熱くなって、自由を取り戻した手で思わず顔を隠してしまう。
目前のアルハイゼンさんの視線が突き刺さるけれど、こんなはしたない顔は見せられない。
「お兄ちゃん。フレミネがあの場を見てから、ずっとああやって壁とお友達になってる。効果音を付けるなら、ズーン。」
「フレミネには悪い事をしたなって思ってるよ。...だけど、僕達は家族であり
指の隙間から少し覗けば、リネさんがフレミネと呼ばれた男の子に声をかけていて。
セノさんを見事スルーするリネさんは相当肝が据わっていると思う。
「ち、違うんだ、リネ。抜け駆け...とかそういうのを言いたいんじゃなくて、その...、僕にもリネみたいな勇気と色気があったらなって...。」
おずおずと言う彼に本来ならば応援したくなるのであろうが、発言が発言であった為、思わず指をそっと閉じて真っ暗闇に引き篭る。
「何言ってるのさ。僕だって全然だよ。」
平然とそう言って退ける声に、思わず「どこが！？」と反論したくなったが、これ以上場をややこしくするのは本望では無い為、押し黙る。
「なぜ顔を隠している？」
そんな中、少し小さめの声でそう問いかけてくるのはアルハイゼンさんで、少し強引に剥がされた手に戸惑いを隠し切れず。
「み、見ないで。」
羞恥心から涙が滲んでいるのが自分でもわかって、か細く漏れた声にアルハイゼンさんは目を見開いた。
_____.....この時初めて、彼の動揺した表情を見た気がした。
続く
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怜 - ウァァ……(死)好きすぎる……びっくらぶ……結婚して……(？) (4月25日 0時) (
レス) @page9 id: aa1dedb486 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - あくのさん» 生きてください！！！！😭😭💖💖文才力ないなりに頭捻り出して頑張ってます🥰応援とても励みになります！ありがとうございます😭😭💖 (3月22日 0時) (レス) id: 9c0c3ed197 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - るみさん» ありがとうございます😭😭💖筆が乗ってくれる日とそうじゃない日の差が激しくて😿本当はもっと書き綴りたいんですが💧 (3月22日 0時) (レス) @page9 id: 9c0c3ed197 (このIDを非表示/違反報告)
あくの(プロフ) - ｱｯ………(心肺停止)作者様の書き方ほんとに好きです！！！これからも全力で応援します！！！ (3月20日 23時) (レス) @page8 id: 514da34b34 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - めっちゃ好き…、毎日見てます！！続き楽しみです！ (3月20日 23時) (レス) id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2024年3月17日 18時
