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あれから結局、何も抵抗出来ずにいる私を見兼ねて間に入ってくれた三人は、セノさん、カーヴェさん、アルハイゼンさんというらしく、やはりスメールからやって来たとの事だった。
そして...、
「本当にごめん！」
モフ耳を揺らしながら手を合わせてごめんのポーズを取る彼は、ティナリさんと言うらしい。
彼の表情からはとても反省の色がみてとれて、こちらの方が申し訳なくなってくる。...実際私も悪いけれど。
「こちらこそ度が過ぎました。」
私も頭を下げて謝れば、「いやいや、理性を失った僕に非があるから！」と何故か顔を真っ赤にして両手を横にブンブン振っている。
その度に揺れるモフ耳は、やはり可愛い。
「そう言えば、貴女の名前をまだ聞いてなかったな。」
カーヴェさんのその声に、自己紹介をしていなかった事を思い出した私は慌てて口を走らせる。
「ごめんなさい！えっと、私の名前はAって言います。出身はスネージナヤで、後は____.....」
そこで私は気付く。
アルハイゼンさんを除いた三人の瞳が、混乱した様に揺れ動いている事。そしてカーヴェさんに至っては髪をくしゃっ、と乱暴に掴んでいる事に。
「.....君はわざわざ捕まりに来たのか？」
本をパタン、と閉じそう言い放つ彼、アルハイゼンさんのその言葉が理解出来ず首を傾げてしまう。
「これを見るといい。」
そう言って手渡されたのは、丸め込まれた新聞の記事で。
手でそれを伸ばして読んだ私は、その記事の内容に言葉を失ってしまった。
「俺達がフォンテーヌに来た目的は、相次ぐ失踪事件を解決する為。」
「スメールでも連続失踪事件が起きててね。失踪した人物には全員共通点があった。...そう、君と同じ名前の人達さ。」
セノさんとティナリさんに続いて、カーヴェさんとアルハイゼンさんも口を開く。
「バーで演技張った甲斐があったな。...だが、新聞を置いてった奴等をどうして捕まえなかったんだ。解決の近道だったかもしれないんだぞ。」
「仮に捕まえていたとしよう。彼等が主犯でもなく、記事通り家族探しをしていたとしたら。罰せられるのはこちらの方だ。証拠が揃ってもいない現段階では為す術が無い。」
「それと、カーヴェはバーで素だっただろう。」と付け加えたアルハイゼンさんに、カーヴェさんは青筋を立てていて。
心配そうに見つめてくるセノさんに、私は笑顔を返す事は出来なかった。
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怜 - ウァァ……(死)好きすぎる……びっくらぶ……結婚して……(？) (4月25日 0時) (
レス) @page9 id: aa1dedb486 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - あくのさん» 生きてください！！！！😭😭💖💖文才力ないなりに頭捻り出して頑張ってます🥰応援とても励みになります！ありがとうございます😭😭💖 (3月22日 0時) (レス) id: 9c0c3ed197 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - るみさん» ありがとうございます😭😭💖筆が乗ってくれる日とそうじゃない日の差が激しくて😿本当はもっと書き綴りたいんですが💧 (3月22日 0時) (レス) @page9 id: 9c0c3ed197 (このIDを非表示/違反報告)
あくの(プロフ) - ｱｯ………(心肺停止)作者様の書き方ほんとに好きです！！！これからも全力で応援します！！！ (3月20日 23時) (レス) @page8 id: 514da34b34 (このIDを非表示/違反報告)
るみ(プロフ) - めっちゃ好き…、毎日見てます！！続き楽しみです！ (3月20日 23時) (レス) id: 270f4769cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2024年3月17日 18時
