水の女神は華麗に舞う11【オリオンの刻印】

484,立ちはだかる巨神です！ ページ10

円堂:「“スーパーゴッドハンド”！」


す、すごいです！必殺技が進化しています！
クラリオさんの“ダイヤモンドレイ”にもちこたえています！


クラリオ:「ほぅ。」

美月:「円堂さん頑張ってください！」


しかし、クラリオさんのシュートがそう簡単に止められるはずがなく、円堂さんは徐々に押され始めています。


クラリオ:「円堂守……あなたはまだ、私のレベルに達していない。」


結果は見るまでもない、というようにクラリオさんが目を伏せた直後、


円堂:「うわぁっ！」


“スーパーゴッドハンド”は粉砕されてしまいまい、ボールはそのまま円堂さんの手から離れてゴールネットへ突き刺さりました。


《ゴォーーール！先制したのはスペイン代表、“カタルーニャの巨神”クラリオ・オーヴァンが決めたぁー！》


円堂:「まだ固さが足りなかったか…。」


円堂さんは自分の掌を悔しそうに見つめます。
でも、円堂さんは絶対にここで諦める人ではありません！


円堂:「やっぱりすげーな世界のトップレベルは。」


足元に転がっていたボールを拾い上げながら円堂さんが言いました。


円堂:「だが、クラリオのシュートははっきり見えた！
次は必ず止めてみせる！」

明日:「キャプテン…！」

美月:「円堂さん…！」

灰崎:「まだ一点決められただけだ。
すぐに取り返してやるぜ！」

野坂:「そうだね。世界トップレベルといっても同じ人間、彼らにだって必ず弱点はあるはずさ。」

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