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503,強がってる場合じゃないです! ページ29

美月:「いきなり離したら危ないですよ!
灰崎くんが怪我したらどうするんですか!」

ヒロト:「そいつが離せって言ったんだから離しただけだろ。俺は悪くねぇぞ。」

美月:「………(ーー;」


あまりに子どもっぽい言いように言い返すこともできなくなった私。
ヒロトさんは頭の後ろで手を組ながらふいっとそっぽを向きました。


そんなヒロトさんに小さくため息をつき、私は膝をついたまま肩で大きく息をしている灰崎くんの元に駆け寄りました。


美月:「灰崎くん大丈夫?」

灰崎:「……ああ。これくらい、どうってことねぇよ。」


苦しそうに息を切らしているにも関わらずどうってことないと意地を張っていますが、とても大丈夫そうには見えません。
酷く疲労していることが分かります。


ヒロト:「ろくに立てもしねえやつがフィールドにいたところで邪魔なだけだぜ。」

美月:「ヒロトさん…。」


きつめな口調ですが、ヒロトさんなりに灰崎くんを心配しているのでしょう。


美月:「立てそう?」

灰崎:「ああ。」

美月:「ゆっくりでいいよ。ほら、私につかまって。」

灰崎:「一人で立てる。」

美月:「ダメ!!今は強がってる場合じゃないよ!」


強めの口調でそう言うと灰崎くんは驚いたような表情をし、少し間を空けてから素直に小さく頷きました。

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skyラビット(プロフ) - ひいらぎさん» わぁ、ありがとうございます(*´∇`*)1話から今進んでいるところまで……大変でしたよね?本当にありがとうございます!これからももっと頑張ります! (2019年5月24日 18時) (レス) id: b373763655 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ(プロフ) - 性格や容姿が好きで、ですねちょっと語弊がありました(‐‐; (2019年5月24日 17時) (レス) id: 5358bc946c (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ(プロフ) - はじめまして!美月ちゃんの性格や容姿、そして話がすごく面白くて1話から一気読みしてしまいました…!ずっと応援してます! (2019年5月24日 17時) (レス) id: 5358bc946c (このIDを非表示/違反報告)
skyラビット(プロフ) - 九月ヅキさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!ぜひ、見たいです!時間があるときに見たいと思います\(^^)/ (2019年5月22日 23時) (レス) id: b373763655 (このIDを非表示/違反報告)
九月ヅキ - すいません!文字間違えました!「ボクがいない世界で。」でした!自分の作品なのに情けない(^^; (2019年5月22日 23時) (レス) id: 831be3f8dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:skyラビット | 作成日時:2019年5月20日 18時

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