505,フィジカルの強さです ページ31
(美月side)
美月:「灰崎くん、ゆっくり腰を下ろしてね。」
灰崎:「……あぁ。」
野坂さんと光くんを中心にスペインの分析のことについて話している選手の人達の少し後ろに灰崎くんを座らせる私。
光:「スペインの弱点は逆にそのフィジカルの強さにあると思われます。スペインはあまりにフィジカルが強いため、DFを避けて通るような動きはしません。」
野坂:「そのプレースタイルこそがスペインに付け入る隙……ということは」
深く考える仕草を見せた野坂さんは瞳を閉じるとまたすぐに開いて含みのある笑みを見せました。
そして、すぐに野坂さんから後半戦に向けての指示が下されました。
風丸:「なるほど…。」
氷浦:「ぶっつけ本番で上手くいくかな？」
明日:「やるしかないよ！」
美月:「うん！」
明日人の言葉に大きく頷く私。
趙:「後半は吹雪くんに変わって剛陣くんに出てもらいましょう！」
監督が後ろで手を組ながら言いました。
剛陣:「よっしゃー！任しとけ！」
ヒロト:「はあ！？俺じゃねぇのかよ！？」
全身で喜びを表す剛陣さん。そして、自分が選ばれるとばかり思っていたのでしょうヒロトさんが拍子抜けした顔で自身を指さしたまま監督に抗議します。
趙:「さあて、どうしましょうかね。」
曖昧な返事をする監督が私と灰崎くんの方に目を向けました。
趙:「美月さん、灰崎くんの様子はどうですか？」
美月:「……前半での疲労がまだ残っていてこのまま試合に出すと怪我をしてしまう可能性が高いと思います。ですから灰崎くんを後半戦に出すのは……」
いまだに苦しそうに息をする灰崎くんの背中を擦りながら現状を伝えていると、
灰崎:「勝手なこと、言ってんじゃねぇ……！」
灰崎くんが声を荒げ、私の方を向きながら言いました。
美月:「か、勝手なことじゃないよ！
自分の身体のことは自分が一番分かってるでしょ？無理しないで…。」
灰崎:「俺はまだやれる！」
私の手を払いのけて再び立ち上がり、監督に自分の意思をぶつける灰崎くん。
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skyラビット(プロフ) - ひいらぎさん» わぁ、ありがとうございます(*´∇｀*)1話から今進んでいるところまで……大変でしたよね？本当にありがとうございます！これからももっと頑張ります！ (2019年5月24日 18時) (
レス) id: b373763655 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ(プロフ) - 性格や容姿が好きで、ですねちょっと語弊がありました(‐‐； (2019年5月24日 17時) (レス) id: 5358bc946c (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ(プロフ) - はじめまして！美月ちゃんの性格や容姿、そして話がすごく面白くて1話から一気読みしてしまいました…！ずっと応援してます！ (2019年5月24日 17時) (レス) id: 5358bc946c (このIDを非表示/違反報告)
skyラビット(プロフ) - 九月ヅキさん» ありがとうございます！これからも頑張ります！ぜひ、見たいです！時間があるときに見たいと思います＼(^^)／ (2019年5月22日 23時) (レス) id: b373763655 (このIDを非表示/違反報告)
九月ヅキ - すいません！文字間違えました！｢ボクがいない世界で。｣でした！自分の作品なのに情けない(^^; (2019年5月22日 23時) (レス) id: 831be3f8dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：skyラビット | 作成日時：2019年5月20日 18時
