水の女神は華麗に舞う9【オリオンの刻印】

406,準備体操です！ ページ30

朝食を食べ終わり、後片付けも済ませた私と光くんはユニフォームに着替え、外にあるサッカーグラウンドへ来ていました。


グラウンドを軽く数周走り、準備体操で身体を慣らし、練習用のボールをカゴから取り出してリフティングを始める私。


足で掬い上げるようにボールを高く放り投げ、落ちてきたボールを胸で受け止め、一定のリズムをキープしたまま太腿でボールを弾ませます。


光:「リフティング上手いね。」


準備体操を終えた光くんが少し呼吸を乱しながらボールを脇にかかえ、私の方へ歩み寄りました。

美月:「あ、準備体操終わったの？」


太腿で弾ませていたボールを高く放り投げ、手でそれをキャッチしました。

光:「うん。それにしても美月は走るの速いね…(^^;」

美月:「身体動かすの大好きだからね！
じゃ、サッカーやろう！」

光:「うん！」

美月:「何やろう？うーん…(--;)
あっ！一対一やろっか！」

光:「二人しかいないもんね。」

美月:「じゃあ、ボールは光くんからね！
私、ディフェンスの練習もしたいからさ！」

光:「うん、分かった。」

私は手にしていたボールをカゴに戻しました。

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