392,不器用だからできません ページ15
豪華客船で行われていた壮行会ももうすぐ終わりを迎えようとしています。
食事の片付けをしているウェイターの人達、壇上の片付けをしている人達が忙しそうに動き回っています。
私はというと、履き慣れていないヒールで靴擦れを起こしてしまった足に負担をかけないよう、ゆっくりとした足取りでデッキの方にあるベンチへ向かいます。
美月:「うわっ…」
ベンチに座ってヒールを脱いで踵を見てみると血は出ていませんが擦れて赤くなっています。
美月:「あっ！絆創膏あるんだった！」
ドレスのポケットから小さいポーチを取り出し、中から絆創膏を取り出しました。万が一のために持ってきておいてよかったです！
美月:「……。」
しかし、よくよく考えてみれば踵に自分で絆創膏を貼るのは不器用な私にとっては難しいことです。
美月:(仕方ない……パーティーが終わるまでここに座っていよう。)
小さくため息をつきながら星空を見上げる私。
すると、私が座っているベンチの真横に誰かが立ちました。
野坂:「美月ちゃん。」
美月:「の、野坂さん！？」
野坂:「そんなに驚くことかい？」
私の反応が面白かったのか野坂さんはくすっと小さく笑いました。
美月:「い、いやぁ……あはは(^^;」
野坂:「僕が絆創膏貼ってあげるよ。靴擦れしてるんだろ？」
美月:「だ、大丈夫ですよ！というか、気づいてたんですか？」
野坂:「まぁね。
遠慮しなくていいよ。ほら、貸して。」
美月:「………じゃあ、お願いします。」
私は申し訳ないと思いつつ、絆創膏を野坂さんに手渡しました。
野坂さんは私の前にしゃがみこみ、丁寧に私の踵に絆創膏を貼ってくださいました。
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よもぎ - 二人の会話を聞いていたHさんww (2019年9月19日 21時) (
レス) id: a93d391e46 (このIDを非表示/違反報告)
skyラビット(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» 教えてくださりありがとうございます！早速見させていただきますね！ (2019年5月6日 18時) (レス) id: b373763655 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - skyラビットさん» 題名は、オリオンの刻印〜包帯少女〜です。 作品は、１つだけです。 このコメントは、見たら消して頂いて大丈夫です。 (長々なコメントをすみません。) (2019年5月6日 15時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
skyラビット(プロフ) - 雫(ｼｽﾞｸ)さん» 分かりました！題名を教えてもらっていいですか？ (2019年5月6日 15時) (レス) id: b373763655 (このIDを非表示/違反報告)
雫(ｼｽﾞｸ) - skyラビットさん» はい。 作者さん、機会があったら私の作品を読みに来てください。 (宣伝になってしまったら本当にすみません。) (2019年5月6日 15時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：skyラビット | 作成日時：2019年4月21日 13時
