水の女神は華麗に舞う9【オリオンの刻印】

379,グループAです！ ページ2

FFI関係の人と日本代表のメンバーが広間へと
集められました。

美月:(いよいよですね！)

《さて、引き続きグループA、3チーム目の抽選を行います！
さぁ、どのチームが出てくるでしょうか…！》

司会者の後ろ側に巨大スクリーンが映し出され、世界中継で抽選が行われています。

《カプセルが出てきました！》

男の人が出てきたカプセルを手に取ります。
そして、私達に見えるようにカプセルを見せます。

《おーっと！日本はグループAに入った！注目の初戦の対戦国はどこになるでしょう！》

円堂:「さぁ、どこがくる？」

《あぁーっと！スペインだ！日本代表が初戦でぶつかるのは、スペイン代表となりました！》

スクリーンに映し出されたトーナメント票に、スペインと日本の文字が並び上がりました。

円堂:「！」

鬼道:「お前の望んだ結果になったな。」

円堂:「ああ。今から楽しみだな！」

やる気満々の円堂さんを見ながら、私もぐっと拳を握りしめました。

吹雪:「スペイン代表か……下馬評では優勝候補の一角と見なされているね。」

剛陣:「相手にとって不足無しだぜ！」

吹雪:「そうだね。考え方によっては、最強の敵と真っ先に当たるのは悪くない。」

？？:「───その心意気だけは認めよう」

突然第三者の声が聞こえました。

美月:「あれ？この声って……」

？？:「だが、私たちスペイン代表が負けることは……万に一つもあり得ない！」

円堂・美月:「「クラリオ/クラリオさん！」」

扉の角から現れたその人物を見て、円堂さんと私の声が重なりました。

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