水の女神は華麗に舞う【オリオンの刻印】

17,卑怯です！ ページ21

ベンチが不安に包まれています。

ゴール前まで来たペクさんはボールを蹴ると体を前に乗り出しボールに向かって突進していきます。

ペク:｢"バイソンホーン"！｣

ヘディングでシュートを打ちました。
メチャクチャ強力なヘディングです！

円堂:｢“風神雷神”！｣

おお！円堂さんも負けていませんね！これならきっと大丈夫ですね！(^^)

円堂さんが手を前に突き出そうとした時、
パク・ジウォンさんが円堂さんの前でスライディングを決めました。何故そこでスライディングを！？

それによって起こった砂埃でボールが見えずゴールを許してしまいました。

岩戸:｢キャプテンが点を入れられてしまったでゴス！｣

ヒロト:｢敵の目くらましにかかったか。｣

美月:「違いますよ！あんな目くらましに引っかかる程円堂さんは弱くないです！！｣

ヒロト:｢はぁ？お前何言ってんだよ？｣

美月:｢確かに妨害を気付かれない様に行なったのは事実ですけど…。卑怯です！絶対に許せないです！｣

私があまり熱く語るからかヒロトさんは若干引いているようです。

坂野上:｢反則として証明するのは難しそうですね。｣

坂野上くんがそう言いました。
そうなんですよね、きっと審判の方に言ってもダメです。

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