水の女神は華麗に舞う【オリオンの刻印】

10,さすが円堂さんです！ ページ13

(美月side)



私のプレーを見て皆さんはとても喜んでおりましたが、やはり、自分達が負けたことに悔しさがあるため静まり返ってしまいました。
すると、

円:「みんなどうした!!凄いプレーを見た位でビビっちまったのか!?」

円堂さんがそう言いました。

万作:「ビビらない奴がいるんですか？」

岩戸:「無理感半端ないゴス…。」

私もビビりました…。

ヒロト:「はっ、だからなんだってんだよ。あの程度＿＿」

灰崎:「口先だけなら何とでも吠えられる。
今の俺達に、あれに対抗する実力は無い。」

ヒロトさんの言葉に灰崎くんがそう言いました。

吹雪:「でも、気持ちで負けてたら勝てる物も勝てなくなるよ？」

風丸:「お前達は、世界の力を見せ付けられた位で怖じ気付くのか？」

豪炎寺:「クラリオがここに来たのは、ビビらせるためじゃない。俺たちの本気を試しに来たんだ。」

タツヤ:「日本が本物なら、牽制することによってさらに強くなる…という事か。」

豪炎寺さんがそれに頷き、私も同感だと思いました。

円堂:「面白いじゃないか！お前達はワクワクしないか？胸の奥から込み上げてこないか？
なんかこう…すっげぇ熱いのが！！」

明日:「円堂さん…いえ、キャプテン！
俺、なんかワクワクしてきました！」

美月:「私もワクワクしてきました！！」

私と明日人の言葉に円堂さんがニカッと笑った。

円堂:「世界の壁は厚い。目の前に分厚い壁があるなら…それをぶち壊せる大砲になればいいんだ！
世界と戦おう！」

全:「「「おぉっ！！」」」

やっぱり円堂さんはすごいですっ！皆の勇気を奮い立たせていますね！！

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