三月七日 ６個目 XXX�� ページ2
「その推薦者が犯罪者でも同じこと言えんのかよ？」
須永君が、瀬尾君に近づく。そして掴みかかった。
「武智は景山を追い詰めた犯人かもしれねぇんだぞ！？Aだってあんな目にあってる！！そんな奴から貰った推薦でもお前は喜んで行くのかよ？｣
魚住さんが涙を流しているのが見えた。瀬尾君は、魚住さんの気持ちを代行して言っていることにもなるんだ。
「今回はしょうがねぇだろ？お前ならまだ次があるって。」
しょうがない…。その言葉でどれほどの人が殺されるか私はよく知っているはずなのに。
なんのフォローもできない。
須永君はそう言ったが、魚住さんは、それに耐えられなくなったように声を出す。
「そんな簡単に言わないで…。」
須永君は、其の声に反応して魚住さんの方を見る。
「三年間、毎日必死に練習して。一生懸命努力して。それでも駄目で。。諦めかけてた時に声をかけてもらってこんなチャンス二度とないって喜んで…。なのに！！
また次があるなんて簡単に言わないでよ。」
その言葉に須永くんは、瀬尾君から手を離す。瀬尾君も涙を流す。
とてつもない罪悪感を感じるのはどうしてだろう。
「瀬尾。お前のゴールはどこだ？スポーツ推薦で大学に入る事か？それとも大学を卒業しても選手を続ける事か？」
長らく発言していなかった先生が漸く口を開く。
「知らねぇよ。目の前の事にいっぱいいっぱいで考えた事もねぇよ。」
瀬尾君がもしそうなら、私は真逆だ。
後の未来のことにいっぱいいっぱいになって目の前を全然考えられていない。
「そっか。お前達はそれでいい。」
先生は、それを肯定して立ち上がる。それを私は支える。
「だが、教師はそうはいかない。お前達に頼みがある。俺という人間をジャッジしてくれないか？」
みんなが無言で先生を見つめる。一体どういう事だ。きっとみんなが同じことを思っただろう。
少しだけ心が軽くなった。そんなことを思った次の瞬間、私は、絶望することになる。
先生は、ポケットの中から何かを出す。それは、画面が光っているスマホだった。
何故今そんなものを出すのか。
不思議に思っていると先生は私に画面が見えるように見せつける。
そこに書いてあったのは。私が一番恐れていたこと。
《森崎先生 通話中》
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語夏(プロフ) - 蒼炎さん» 最新作にもコメントくださり、ありがとうございます！！本当に長い間待ってくださってありがとうございます。迷惑ばかりおかけして申し訳ないです！！なんとか亀ペースながらも更新できるように頑張っていきたいので、応援よろしくお願いいたします！ (2020年6月25日 0時) (
レス) id: 04c826bf0b (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - 続きがとても気になります！更新待ってます！ (2020年1月9日 18時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - しろさん» 続きが楽しみと言ってくださったのに1ヶ月もお待たせしてすみませんでした！！更新したいという気持ちはあるのですがなかなかリアルが忙しくまだかなり遅いペースになってしまいますが、気長に待っていて欲しいです...。わざわざコメントありがとうございました！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 千歳さん» 本当に何ヶ月もお待たせしました！急に更新が止まってしまってすみませんでした！！コメントまでわざわざありがとうございます！！これからも期待に応えられるようにカメさんペースにはなりますが、更新していきますのでよろしくお願いします！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
語夏(プロフ) - 美さん» 大変お待たせしました！！本当に遅くなってすみません！！楽しみだと言ってくださったのに本当に罪悪感でいっぱいです...。これからも今までのペースとは違いますが更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします！！ (2019年10月11日 18時) (レス) id: 4869204ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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