お酒の場 1 ページ6
鬼灯様と香桃葉、そして閻魔大王様で飲みに来た…はずだった。
「…チッ。」
鬼灯が舌打ちをする。
「はぁ?なんでお前がここにいるのさ。僕達が先に飲んでたんだから、お前は帰れよ。」
そこには、先に飲みに来ていた白澤と桃太郎がいた。
「意味わかりません。先だの後だのと…あなたは小学生以下ですね。」
白澤と鬼灯がバチバチさせる中、閻魔大王はお座敷にあがり、飲み始めようとしていた。
「まぁまぁ二人とも、お酒の席で喧嘩なんてするもんじゃないよ。部下もいることだし、上司としていろいろ教えてあげなきゃ。」
閻魔大王の言葉を聞き、二人の喧嘩はとりあえず冷戦になった。
『初めまして桃太郎さん。私、香桃葉と申します。いつもうちの上司の鬼灯様がお世話になっています。』
「お世話したのどちらかと言えば私なのですが。」
香桃葉の言葉に鬼灯はそう返した。
「あはは…確かに鬼灯様のおかげで俺今の仕事につけてるので、そういえばそうですよね。あ、香桃葉さん初めまして。俺は桃太郎です。白澤様のもとで修行中です。」
桃太郎と香桃葉が和気あいあいと話していた。
すると、お酒を飲みながら中華料理を食べていた白澤が彼女に話しかけた。
「香桃葉ちゃん久しぶりだね〜。元気にしてた?」
『はい。最近仕事がたてこんでいてなかなか大変ではあるんですが…。元気ですよ。白澤様はお元気ですか?』
「うん!香桃葉ちゃんの顔みたらすごく元気になったよ〜相変わらず可愛いね♪」
その言葉を聞いた鬼灯は白澤を睨んだ。
「私の部下を口説かないでください。」
鬼灯の言葉を聞き、白澤は はぁ とため息をついた。
「これだからお前は嫌なんだよなぁ。なに香桃葉ちゃんを自分のものみたいに言っちゃってんの?ほんと痛い人だなぁ〜」
ブチンッ
鬼灯の血管が切れる音がした。
鬼灯は眉間にシワをよせる。
「自分のものだなんて思ってないですよ。それよりもなんなんですか、私達は今これからの仕事運用について話し合っているのです。邪魔しないでください。ね?香桃葉さん?」
『…はい。』
ー鬼灯の圧にやはり誰も逆らえないと感じる香桃葉であったー
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恋歌(プロフ) - これからも頑張ってください!!!応援してます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: 51f8eec8e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:香桃葉 | 作成日時:2018年8月22日 18時