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彼女の昔 1 ページ30

私がどうして補佐官として働いているのか。
鬼灯様とのデートの時に少しだけ過去のこと思い出していたけど、もう一回きちんと説明したいと思います。

私は現世で、江戸時代初期の団子屋の娘でした。
父の手伝いをしていたことと、若かったこともあり、ちまたでは看板娘としてちょっとばかり有名でした。
そんなある日、父の計らいで私はお見合い結婚をしました。
玉の輿に嫁いだのですが、お姑さんに気に入られなかった私は、お手伝いさんのように扱われていました。
旦那様は私のことを大切に想ってくれていて、私も幸せだったんですが、なにせお姑さんとうまくいかなかったので、最終的には私の味方はいませんでした。
子どもも二人いましたが、お姑さんに取られてしまいました。

「…結構壮絶っすね、香桃葉さん」

香桃葉の話に驚きを隠せない桃太郎。

『いえ、まだ続きがありますよ。結局死んで私は地獄に落ちるんです。そこで鬼灯様と出会いました。』

「…え、ちょっと待って。香桃葉ちゃん地獄に行ったの?なんで?虫とか殺したの?」

『虫とかは確かに苦手ではありますけど、違います。私、そのお姑さんと自分の夫を殺したんです。』

「「え」」

ー衝撃的な発言に言葉を失った白澤と桃太郎であったー

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設定タグ:鬼灯の冷徹 , 鬼灯 , 白澤   
作品ジャンル:恋愛
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恋歌(プロフ) - これからも頑張ってください!!!応援してます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: 51f8eec8e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:香桃葉 | 作成日時:2018年8月22日 18時

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