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鬼灯様とデート 7〜鬼灯side〜 ページ23

今日の香桃葉さんは本当にプライベートという感じだ。
最初は上司と部下という関係が強かったが、昼食後くらいから少しずつではあるが緊張がとけてきたような気がする。

「アクセサリーといっても、私はよくわかりませんので自分で入りたいお店を見つけてください。」

『はい。そうですね…こことか入って見たいです!』

早く早くとでも言いたげな様子の彼女を見て、私はほんの少しだけ、香桃葉さんが本当に自分の彼女ならいいのにと思った。

「はい、入りましょう。」

基本女性のものを男が選ぶというのは難しい。
買い物に付き合うのも正直なところあまり得意ではない。
しかし、彼女もそれを承知しているのか、黙々とアクセサリーを見てまわる。

「好みのものは見つかりましたか?」

私の言葉を聞いて彼女は少し焦った。

『あ、すみません。もう少しだけ見てまわってもいいですか?』

「いえ、大丈夫ですよ。ゆっくり選んでください。あ…これなんてどうです?」

そういって私が彼女に提案したのは、金魚草の髪留めだった。

『き、金魚草………。可愛いんですけど…』

含みをもたせて断りを入れる彼女に少しイラッとする。

「なんですかその言い方は。嫌なら嫌とはっきり言いなさい。」

『申し訳ありません、実は私魚類と昆虫が苦手で…。なので、金魚草もあまり好きではなくて…。』

「なんだ、そんなことですか。それならまぁ仕方ないですね。」

私はてっきり、私が選ぶということそのものが不快だということなのかと思った。
まぁそんなことあっても認めませんが。

「あ」

『?どうしましたか?』

「これ、八大名物の一つ、地獄の炎じゃないですか。」

そういって私は炎の形をした髪留めを手にした。

「こんなのはどうですか?」

私が彼女の方を見る。

『…めっちゃ可愛いです。なんかREB〇RN!の死ぬ気の〇みたいで!』

彼女は目をキラキラさせてこちらを見る。

「全然隠せてないですよ。REBORN!って言ってますし。」

『鬼灯様知ってるんですね!私すごく好きなんですよ!うわぁ〜これ本当にいい。』

「今度は私に買わせてください。」

『え、いやいいですって…「ダメです。」…はい。』

ーこうして八大地獄の炎をモチーフとした髪留めを鬼灯に買ってもらった香桃葉であったー

ーーーーーーーー
こんにちは作者です!
鬼灯編はとりあえず次回で最後です!
長々とすみません!
リクエストお待ちしてます!

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設定タグ:鬼灯の冷徹 , 鬼灯 , 白澤   
作品ジャンル:恋愛
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恋歌(プロフ) - これからも頑張ってください!!!応援してます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: 51f8eec8e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:香桃葉 | 作成日時:2018年8月22日 18時

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