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桃狩り 2 ページ11

ー天国にてー
カランコロン

「いらっしゃっい!待ってた…よ……は?」

笑顔で迎えた白澤だったが、ドアから現れた人物によってその笑顔は消えた。

「いらっしゃってさしあげました。どうも桃狩りに来ました鬼灯でーす。」

白澤は鬼灯を指差しながら叫ぶ。

「なんでだよっ!!!!なんでお前が来るんだよ!桃狩りなんてしたくもないくせに!僕は香桃葉ちゃんに会いたかったのにぃ!!」

白澤の言葉を聞いて鬼灯はふっ と鼻を鳴らした。

「どうせそんな魂胆だと思いました。ですので、彼女の安全を考えて今回は私が来ることにしたのです。まったく…桃狩りなんて一人でできるでしょうに…」

「うーるーさーーーい!!お前はあの子の彼氏か!それともなにか、母親か!」

「ラップみたいに言いましたね。そういう関係ではないですが、部下が危険な道に進んではいけないので出る杭は打たないと。」

ボキッ
そう言って鬼灯は白澤の人差し指を逆の方向に曲げた。

「ぃだだだだだだだぁぁぁぁ!!指がぁぁぁぁ!!!!」

「とにかく、桃狩りは私がやります。桃太郎さん、案内よろしくお願いします。」

二人のやりとりを呆れながら見ていた桃太郎は、自分に話しかけられたことで意識をはっきりさせた。

「は、はい!それでは鬼灯さんこちらへ…」

鬼灯と桃太郎は桃狩りに向かって外に出て行き、白澤は部屋で一人残った。

「はぁ〜あ、香桃葉ちゃん来ないなら女の子のところ行こうかなぁ〜」

白澤は左手で頬をつき、そう呟いた。

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設定タグ:鬼灯の冷徹 , 鬼灯 , 白澤   
作品ジャンル:恋愛
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恋歌(プロフ) - これからも頑張ってください!!!応援してます! (2019年3月25日 9時) (レス) id: 51f8eec8e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:香桃葉 | 作成日時:2018年8月22日 18時

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