【ωrωrd】真の終わりはまたいつか3【ぴくとはうす】

seventy nine ページ2

…………。

目を開ければ白い天井って…なんかデジャブだな〜…

ぼーっとした頭でふざけた事を考えていれば、左手に温もりを感じた。いや訂正。両手だね。

働かない脳をフル回転させて、ここに来るまでのことを思い出す。

確か苦しくて…寝てた筈なのですが()

……てか体が動かない。重い…

頑張って指だけでもと思い指先に集中を向ければ、少しだけ動いた。
よし、よくやった私()

馬鹿なことを考えていれば、んっ…と言う声が聞こえた。そういや私、頭動かしてないから誰がいるのかわからんのよな。

まあ予想は着くけど…

？｢A…？｣

『ぴ……ぐ……』

ぴ｢あ、ちょっとまって！水あるから！｣

喉が痛い。声が出ない。ぴくと五月蝿い()

ぴくとの五月蝿さで逆側の人も起きたみたい。
うん。まあ…そうだろうな…

？｢A…さん？｣

『ジョ……ピ、く……』

ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ燃えるように痛い！はよ水！潤いを！！
(元気じゃんBy作者)

ぴ｢はい！水！って酸素マスク外さないと｣

？あぁ、酸素マスクなんて着いてたんだ。

その後はショッピくんに支えられながらぴくとに水を飲ませてもらった。2人共介護士になれるくらい上手かった。

『ありがと……』

さて、外は明るい…少なくとも一日は寝たきりだったか…？
今何時で、どれだけ寝てたか確認しないと…

『ねぇ、今って何時？私何日寝てた？』

ショ｢えっと……朝の8時位で、土曜日だから…4日位？｣

『え？！そんなっ、ｺﾞﾎｯ...ｳﾞ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...』

ぴ｢ちょ！病み上がりなんだから声張り上げないの！｣

お前は親か()
ん？親？なんか嫌な予感がするんだけど。第六感が言ってる…

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞﾀﾄﾞ

え、ちょ、ここ病院ですy｢｢A！！｣｣

母｢もう心配したんだから！！仕事してたらいきなりぴくとくんから連絡来て｢Aが倒れた｣なんて言われて…心臓飛び出そうだったのよ？！｣

父｢ほんとだよ！仕事ほったらかして急いで来たんだからな！！｣

いや、仕事はしろよ。

『ごめんね。で、でも辛くなってすぐ言ったよ？！褒めろください！』

母｢もっと早く言ってよ！！｣

『すみませんでした()』

いや、ちょっとまて…

『急いで来てくれたのは嬉しいよ？でも病院で走らない、五月蝿くしない。これ常識』

父･母｢｢ごめんなさい｣｣

『よろしい』


何時ものノリだけど、ショッピくんには不思議なノリだったみたい。
唖然としながらこっちみてた。可愛い()

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