轢くぞ。【黒子のバスケ】

結婚式。 ページ39

Aside


鏡には、ウエディングドレスを着た私が映ってて、


これ本当に私！？


って感じがした。


ああ、清志くんは似合ってるかなー？もちろん似合ってるんだろうけど、倒れないかな私。


「新郎新婦の入場です」



うわー、さっきまで部屋にいたのに。


はやいようげー。


開かれた扉の向こうにいたのは、


黒いタキシードを着こなした清志くんがいて、すぐに飛びつきそうになるのをこらえる。



結婚式場には、目元に涙を溜めて笑い顔の和くんと、すでにメガネをとっていてハンカチで目元を抑えている真ちゃん、差し入れのパイナップル(丸ごと)を持ってる木村先輩、優しい笑みを浮かべては少し泣きそうな顔をしている大坪主将、そして、なぜか手を繋いで仲良く泣き笑いしている三葉と裕也くんがいた。




最後に、ウエディングドレスを着た私と、タキシードを着た清志くんが中心となって写真を撮る。


あのときのままの、笑顔で。


あのときのままの、みんなで。





〜fin〜

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