空虚な少女 2【NARUTO】

ヨンジュウゴ ページ6

「最近Aと全く会えてねぇってばよ…」












うずまきナルトは口を尖らせ、
拗ねるようにボヤく。

まるで、わがままな子供のよう。










実際、子供ではある。

しかし、仮にも忍なのだから、と周りが思っていても
これがうずまきナルトという少年なのだから
仕方がない。














ナルトの言葉に、反応するのは
決まっている。














「あんた最近そればっかり…。
Aも忙しいのよ。」














そういう春野サクラに、ナルトは
黙り込んだ。






サクラは自分でいいながらも、
内心では"会いたい"と思っていた。








うちはサスケは相変わらず、
二人の話には参加せず、ただ聞いているだけだった。



















「サクラちゃ〜ん…でもさ〜…」


「しょうがないでしょ！
私たちじゃ、Aが今どこで何してるかわかんないんだから」

















サクラがナルトに言った瞬間、
ナルトは何か思いついたように、
立ち上がった。

















「どうしたのよ、ナルト」



「俺にいい案があるってばよ？」
















何か企みがあるニヤッとした笑いをした
ナルトに対し、サクラはため息をついていた。

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