空虚な少女 2【NARUTO】

ゴシュウイチ ページ12

「サクラちゃんってば全然変わってないってばよ！」




「そんなんじゃなまぬるいってばよ！
見よ！俺の新エ ロ忍術！」


















ナルトが大人に見えたのも束の間。

















中身はまっっっったく成長してないただのバカ。



私も私で、中身はそこまで変わってないのかもしれない。

















______私は綱手様の元へナルトと自来也様と向かうと、
成長の成果を見せるために、私達はカカシ先生と戦うことになった_______。



















あの懐かしの演習場…演習内容で。



















「あの時は、サスケもいたっけな」



















サスケくん…………











私はあの時何もできなかった。何もしなかった。








止めることが、できなかった…。



















「サスケのこと諦めちゃいないんだろ？」



















そうよ、その為に私達は修行を積んできた。
















サスケくんのことだけじゃない…


私達にはもう一人仲間がいる。


















Aのことも取り戻す為に_________。



















「あとAのこともな！」














"A"の名前を聞くと、一瞬だけ、
カカシ先生は、思い悩んだ顔をした。



















「ルールは初めてお前達と会った時と同じ。
期限は明日の日の出まで。」



















鈴音と共に、カカシ先生はパタン、と
本を閉じた。



















「俺も少し本気を出さなくちゃいけないみたいだ」



















額当てに隠れていた写輪眼を露わにした。















その姿に私達の空気がキュッと引き締まる。

















スタート、というカカシ先生の声で始まった。

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