103話 ページ18
『あああ、きんちょー……』
今日は王国誕生祭最終日、ダンスパーティーの日だ。私は午前中の任務を終えて、午後になったらお城の方へと向かった。
姫様の部屋に入ると、ドレスではなく軽めの私服を着ている姫様と、それに合わせた服装の執事がいた。
「A様！」
『こんにちは。もう城下町の方に？』
「はい。ダンスパーティーが終わる頃には帰ってきますので」
姫様は正直、今日までの間ものすごい忙しさだったらしい。国民の前で歌を歌ったり、演説をしたり、その他諸々をしたそうだ。
だから、半日ではあるが羽を伸ばしに出かけるようで、姫様は見るからにウキウキしていた。
「隣の部屋に召使いが待機しているので、一息ついたらそちらの方で着替えて下さい」
執事が私に優雅に頭を下げる。
私もお辞儀をすると、二人は仲良く城を出ていった。
『私も着替えるかー』
姫様がいない所を誰かに見られても面倒なので、私はもう着替える事にした。
隣の部屋に行くと、召使いさんにドレスを着させてもらう。ドレスを着るのは二回目だが、これを毎日着るって中々の重労働だなと感じる。
今日はダンスパーティー用に少し淡い黄色のドレスを選んだ。
センラ、髪の色も黄色だし、黄色好きそうだもんね。
耳にはイヤリングを付けてもらう。普段イヤリングなんか付けない私は、なんだか耳に重い物がぶら下がっている感覚しかないが……。
「とてもお似合いですよ、A様。あ、今はアリス様でしたね」
『え！？あ、あぁ！ありがとうございます』
突然アリス様と呼ばれ驚いた。そうだ、今私は騎士団員のAではない。この国の姫のアリス様なのだ。
悟られてはならんぞ、A！！
今日一日(半日)乗り切るんだぁぁあ！！
そう心に誓い、私は姫様の部屋で夜を待った。
ラッキー歌い手
うらたぬき
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神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ただいまでーす！続きはお楽しみに(*´∀｀) (2019年6月1日 6時) (
レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 絢乃さん» わーありがとうございます！ただいまです！ (2019年6月1日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
嶺音 - おおーーΣ(゜Д゜)いっぱい更新されてる！お帰りなさい。お疲れ様で〜す。続きが凄い気になる！頑張って下さい！！ (2019年5月31日 23時) (レス) id: feeb429954 (このIDを非表示/違反報告)
絢乃(プロフ) - お帰りなさいです！テストお疲れ様です！ (2019年5月31日 23時) (レス) id: 2caae02809 (このIDを非表示/違反報告)
神谷朱里(プロフ) - 嶺音さん» ありがとうございます！頑張りますよぉぉお！！！(*ﾟ∀ﾟ) (2019年5月14日 6時) (レス) id: 53f80ab33e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱里 | 作成日時：2019年4月21日 20時
