【薄桜鬼】私立薄桜保育園へようこそ！

お泊まり会 2 ページ27

＊17:00過ぎ…＊

園児:せんせい、こんばんわー！

貴方:こんばんわ。教室で待っててくれるかな？

園児:はーい！


園児達をお出迎えしつつ、ご両親から体調が悪いか良いか、気をつける点はどこかなどを聞いていく。隣には山崎先生がメモを取ってくれているので問題はありません。


風間:実希！こんばんわ、だな！

天霧:こら風間、先生をつけるようあれ程…

風間:うるさいぞあまぎり！わがよめをなまえでよぶことの、なにがわるいのだ！

天霧:ハァ…。申し訳ありません実希先生…

貴方:クスッ、いえいえ。ちー君、こんばんわ。先に教室で待っててくれるかな？

風間:うむ、ではなあまぎり！


そう言ってちー君は足早に教室に入って行った。ちなみに天霧さんはちー君のお父様…では無く、ご親戚の方だそうです。ちー君のご両親も仕事が忙しく、よく天霧さんに連れてこられることが多いんです。


山崎:分かりました。では、お預かりします。

天霧:よろしくお願い致します。それでは…

原田:せんせっ、こんばんわ。ニッ


天霧さんとすれ違う様に来たのは左之君。左之君は珍しく不知火さんに抱っこされて登園です。左之君が抱っこされてるなんて、本当に珍しい…


不知火:今日は時間が空いてたから、俺が変わりに連れて来たんだ。おら原田、行って来い。

原田:あぁ、サンキューしらぬい。じゃあせんせい、おれさききょうしついってるからな

貴方:うん、先生もすぐ行くからね。ニコ


不知火さんに一応左之君の体調について聞いた。勿論元気過ぎるぐらいだと返答が返ってきた。不知火さんは左之君のお家の近所に住んでるらしく、よく遊び相手になってあげている、左之君に取ってお兄さんのような存在です。


山崎:あとは…土方君だけですか。


そう山崎先生が呟いた時、エプロンを引っ張られる感覚が。これをするのは勿論…


貴方:トシ君！こんばんわ、お母さんは？

土方:しごといった。これ、かあさんがせんせいにわたしてって、たのまれた。


トシ君が渡してきた物は、今日のトシ君の体調や気になる点を細かく書いた紙だった。仕事がどんなに忙しくても子供の体調をよく見ている…。流石トシ君のお母さんだなと思いながら、その紙を山崎先生に渡した。


貴方:1人で荷物持って登園して偉かったね。じゃあ先生と一緒に教室行こっか。ニコ

土方:ん…


私はトシ君が持って来た荷物を持ち、空いた手でトシ君の手を握って教室へ向かいました。

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