【薄桜鬼】私立薄桜保育園へようこそ！

プール 2 ページ25

永倉:皆見てろよー！おらぁぁぁあ！！


永倉先生が長いホースを持って来て皆の頭の上に水をかけていく。ホースから発射された水の上には、綺麗な虹が架かっていた。


藤堂:すげぇ！にじだぁ！

斎藤:にじ…！


園児達はこれに大はしゃぎ。我先にと霧吹きを取って行ったちー君が早速実践している。シャッと水が吹き出た瞬間に、サッと虹が架かる。


風間:お、出来たぞ！

土方:かざま、おれにもかしてくれ！

風間:フッ、いいだろう。だがもうすこしだけやらせてくれ！なかなかおもしろいぞ！


どうやら霧吹きで水をかける度に虹が出るのが楽しくなったのか、ちー君はシャシャシャっと高速で水をかけては虹を見る。ただ、この水をかけてる方向にはトシ君がいて…


土方:かざま！てめぇ、さっきからおれにみずばっかかけやがって！いやがらせか！


凄く良い感じだったのに、またもや喧嘩を始めてしまった2人。仲が良いのか悪いのか…。と、そんな時に左之君がこちらへやってきた。


貴方:左之君、どうしたの？

原田:うめぐみのこたちはにじ、ちかくでみれないだろ？だからみせてやろーとおもって、もってきたんだ。

千鶴:ちー、にじみたいー！

薫:ふん…べつにぼくはにじなんて…

原田:まってろよ、いまやってやるからな。そら！


シャッと虹が架かる。梅組の子達は皆食い入る様に見てて、凄く楽しそう。左之君も楽しそうにしてるし、流石お兄ちゃん気質だなぁ…と見守っていました。

私は替わりに来てくれた山崎先生に場をお願いして桜組と雪組の子達がいるプールへ。先程まで喧嘩していたトシ君とちー君はまさかの園長先生に怒られてて流石に反省している様子。


沖田:せんせーみてて！はじめくん、トウケンジャーブルーになったんだよ！

貴方:え？


私が振り向くと、そこにはじょうろと霧吹きを持った総司君と平助君が。真ん中には一君がいて…。次の瞬間2人が豪快にじょうろと霧吹きを使って水を出した！


斎藤:ひっさつ、りゅうすいえんぶ！


2人がかける水を頭に被りながらくるくるとその場で回る一君。流水演舞って言うのはトウケンジャーブルーの必殺技で、刀を振り回すと一緒に水もキラキラと舞う技なんです。成る程、再現したのね！


藤堂:な！すげぇだろ！

貴方:フフッ、本当。一君、ブルーみたい！

斎藤:ほ、ほんとうか⁉ やった…できたぞ！

沖田:じゃあ、こんどぼくがやる！


そんな感じで、楽しい楽しいプールの時間は過ぎて行きました。

お泊まり会→←プール

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す