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トリップ1 ページ1

「A〜、明日も学校でしょ?早く寝なさい」


トリップをする前兆なんかなかった。別に窓から落ちて気づいたら着いてましたーでもなく、本当にただ寝ただけだった


起きるとここは歴史の教科書でよく見る江戸時代によく似たものだった


よく似たものというのは、この風景が少しばかり…いや、結構教科書とは違うからだ。


私のいた世界と何ら変わりないこの風景。でも人々の来ているものは着物。髪型はまげなんかじゃなく、色とりどりの髪色をしたオシャレな髪型


見上げる先には大きな城。海には大きな大きな船があり、とても江戸時代だとは思えない


『……こ、ここどこ…』


「「「「姫様」」」」


『…え?』


「もう、こんなところにいはったんです?」


「危ないだろ、早く城に戻るぞ」


「Aちゃん、ほら、架純ちゃんももう来てるんやからはよ帰ろ?」


「ほーら、はよ帰ってこれ着てや〜」


「志麻くん姫様にそんなもん着さすとかありえんわ」


何この状況。というかこれは夢?それとも現実なのか。目の前のイケメンたちは私のことを姫様と呼び、彼らの格好は着物


そして私が身につけているものも着物。とても私の家では買えそうにない豪華すぎる着物


頬をつねるがただただ痛みが押し寄せるだけで、これが現実だと伝えるには充分だった


『あ、あの…ここはどこなんですか?』


わからなくなった時は記憶喪失のフリをすればいい。お父さんに教わっていて良かった

トリップ2→



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hana(プロフ) - 蒼空さん» 面白いと言っていただけて嬉しいです!私でよければ是非友達になりましょう笑 (2018年5月20日 18時) (レス) id: 20e919877d (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - hanaさん» 超面白かったです!友達になってください! (2018年5月20日 17時) (レス) id: d7db9c51fd (このIDを非表示/違反報告)
hana(プロフ) - ふわりさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年5月13日 21時) (レス) id: 20e919877d (このIDを非表示/違反報告)
ふわり - 頑張ってください!応援してます! (2018年5月13日 20時) (レス) id: 6b0daac0a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:hanateru | 作成日時:2018年5月13日 11時

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