検索窓
今日:9 hit、昨日:7 hit、合計:86,630 hit

3 ページ5

独歩視点


今日も残業だ。

定時に上がっていく女性社員と

金持ちいいご身分の奴ら。

はいはい、俺みたいな使えないやつは

黙って仕事してますよ。


まあどうせ俺なんて家に帰ったところで

コンビニ飯食べてシャワー浴びて寝る

一二三の仕事は夜からだし待っててくれる人もいない。


『はぁ…』


ため息が漏れてはっとする

俺一人だと思っていたのに


斜向かいのデスクで真剣にパソコンと向かい合う

女の子がいた。


彼女は俺に気づくと遠慮がちに微笑んだ



「観音坂さん、残業ですか?」

『あぁ、うん。成海さんも?』

「ちょっとなんですけどね、終わらなくて…」



苦笑する彼女の机にはちょっととは思えないような紙の束が…。

思い返すと彼女は仕事が遅く

入社から1年経った今もまだ慣れないような

そんな感じがする。




『この辺、夜は特に物騒だからなるべく早く帰ってな』


「はい、ありがとうございます

観音坂さんは、まだ帰らないんですか?」


『俺は終電コースかな…』


「い、いつもそんなに遅いんですか…!?」


『いや、終電はたまにだけど、まあ、10時とか11時とか』



驚いたままブラック企業…と呟く姿


小さい体と素直な表情は


小動物的愛らしさがある。



疲れきった目に優しい……

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (95 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
185人がお気に入り
設定タグ:ヒプノシスマイク , 観音坂独歩   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ひな(プロフ) - long inさん» わわ、コメントありがとうございます(´;ω;`)自分でもまだ展開を探りながら書いているので不安もありますが頑張って書きますね…! (2018年7月20日 0時) (レス) id: c1d9bce49d (このIDを非表示/違反報告)
long in(プロフ) - 主人公ちゃんの愛されキャラ感と独歩先輩の慣れてない感じがすっごく可愛くてキュンキュンしました!これから独歩先輩が彼女に対してどうなっていくのか気になります(〃ω〃) (2018年7月19日 22時) (レス) id: 66cfd8707b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひな | 作成日時:2018年7月18日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。