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独歩視点
今日も残業だ。
定時に上がっていく女性社員と
金持ちいいご身分の奴ら。
はいはい、俺みたいな使えないやつは
黙って仕事してますよ。
まあどうせ俺なんて家に帰ったところで
コンビニ飯食べてシャワー浴びて寝る
一二三の仕事は夜からだし待っててくれる人もいない。
『はぁ…』
ため息が漏れてはっとする
俺一人だと思っていたのに
斜向かいのデスクで真剣にパソコンと向かい合う
女の子がいた。
彼女は俺に気づくと遠慮がちに微笑んだ
「観音坂さん、残業ですか?」
『あぁ、うん。成海さんも?』
「ちょっとなんですけどね、終わらなくて…」
苦笑する彼女の机にはちょっととは思えないような紙の束が…。
思い返すと彼女は仕事が遅く
入社から1年経った今もまだ慣れないような
そんな感じがする。
『この辺、夜は特に物騒だからなるべく早く帰ってな』
「はい、ありがとうございます
観音坂さんは、まだ帰らないんですか?」
『俺は終電コースかな…』
「い、いつもそんなに遅いんですか…!?」
『いや、終電はたまにだけど、まあ、10時とか11時とか』
驚いたままブラック企業…と呟く姿
小さい体と素直な表情は
小動物的愛らしさがある。
疲れきった目に優しい……
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ひな(プロフ) - long inさん» わわ、コメントありがとうございます(´;ω;`)自分でもまだ展開を探りながら書いているので不安もありますが頑張って書きますね…! (2018年7月20日 0時) (レス) id: c1d9bce49d (このIDを非表示/違反報告)
long in(プロフ) - 主人公ちゃんの愛されキャラ感と独歩先輩の慣れてない感じがすっごく可愛くてキュンキュンしました!これから独歩先輩が彼女に対してどうなっていくのか気になります(〃ω〃) (2018年7月19日 22時) (レス) id: 66cfd8707b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2018年7月18日 0時