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A視点


「Aさん、体調は大丈夫かい?」

『はい、大丈夫です』

「そうか、なら予定通り明日の午前中に退院でいいね?」

『わかりました、ありがとうございます先生』




2日感とはいえ病院にこもりっぱなしは

中々に暇だった

少しお腹が痛いことはあったけど、運ばれた時ほど酷いものはなくなっていた


明日は柳田さんが来ると言っていたが

生憎彼女は今日から出張にでてしまった


「A〜いきだがっだ」

と電話で言ってくれたけど…私ももう大人

1人で病院を出ることぐらい出来る

少し寂しい気もしたけど

紛らわすように布団に潜り込んだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『ありがとうございました』

「いえ、また何かあったらすぐに来てください」


午前10時

看護婦さんに見送られて病院をあとにする

これから午後は特にやることもない

どうしようかな、これから仕事行っちゃおうかな…

休んでろとは言われたけど

他の人が働いてる中での休日は罪悪感がある

それに…観音坂さんに会いたい

いや、退院してすぐなんて怒られちゃうかな



「あ、成海さん!」


『えっ…、か、観音坂さん…?』


「間に合ったぁ…」

『え、え…?』

「柳田さんに言われたんだよ、私の代わりに、退院する成海さんを迎えに行ってやってくださいって…だから課長に無理言って来た」


そう説明する観音坂さんは少し息があがっていて

会社から急いできてくれたんだと分かる



『ご、ごめんなさい…』

「いやいや、案外すんなり了承してもらえたから大丈夫だよ、成海さんは課長のお気に入りだからね」



どことなくぎこちない会話にドキドキしてしまう

大通りから少し離れたこの場所は

人通りもなく静かだった



「あの…」

『は、はい』

「一昨日の、ことなんだけど」



口を開いた観音坂さんに心臓が跳ねる

こんなにも張り裂けそうな気持ちになるだなんて

知らない…

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設定タグ:ヒプノシスマイク , 観音坂独歩   
作品ジャンル:恋愛
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ひな(プロフ) - long inさん» わわ、コメントありがとうございます(´;ω;`)自分でもまだ展開を探りながら書いているので不安もありますが頑張って書きますね…! (2018年7月20日 0時) (レス) id: c1d9bce49d (このIDを非表示/違反報告)
long in(プロフ) - 主人公ちゃんの愛されキャラ感と独歩先輩の慣れてない感じがすっごく可愛くてキュンキュンしました!これから独歩先輩が彼女に対してどうなっていくのか気になります(〃ω〃) (2018年7月19日 22時) (レス) id: 66cfd8707b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2018年7月18日 0時

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