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独歩視点



『……ん…?』


目が覚めると見知らぬ部屋と暖かい感触



『ここ…どこだ……

ってうぁ!?!?』



俺の胸元で寝息を立てているのは成海さんだった

てことはここは、成海さんの、部屋……


彼女の寝顔と共にフラッシュバックする昨夜のこと






懇願するような目と華奢な肩に触れる髪が視界で揺れた

その時俺の中の何かが切れ


気づけば彼女にキスをしていた


それから…勢いで抱きしめ

周りの目なんてどうでも良くて…





彼女の家に上がったところからなにも覚えていない…



いや、確かにそういうつもりだった

俺も、成海さんも

きっとそういうことだと思っていたから

電車の中でも歩く道でもいつもより肩が近くて…



『やらかした…俺が、俺みたいなのが…後輩…』



今すぐここを出なくては

幸い今日は日曜で休日


乱れたシャツをなおして

荷物をまとめ


彼女を起こさないように部屋を出る準備を



「…ん……」



小さく寝息を立てている成海さん

とても小さくて華奢で、触れるだけで壊してしまいそうなのに


昨日…何があったんだ…


でもまあいい、もし何かあったとしても

そしたらその時……



俺にしてはなかなかなポジティブシンキングだ




すやすや眠る彼女の頬を軽く撫でる

柔らかくて、少し冷たい



明日普通の顔で会えるわけがない



なら



もう、終わりにすればいい。

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設定タグ:ヒプノシスマイク , 観音坂独歩   
作品ジャンル:恋愛
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ひな(プロフ) - long inさん» わわ、コメントありがとうございます(´;ω;`)自分でもまだ展開を探りながら書いているので不安もありますが頑張って書きますね…! (2018年7月20日 0時) (レス) id: c1d9bce49d (このIDを非表示/違反報告)
long in(プロフ) - 主人公ちゃんの愛されキャラ感と独歩先輩の慣れてない感じがすっごく可愛くてキュンキュンしました!これから独歩先輩が彼女に対してどうなっていくのか気になります(〃ω〃) (2018年7月19日 22時) (レス) id: 66cfd8707b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2018年7月18日 0時

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