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A視点
『今日はありがとうございました』
「こちらこそありがとう」
今は8時半ぐらいだろうか
この前が残業後で遅かったせいか
もう帰るのかと思うと少し寂しい。
「じゃあ、また明日…じゃなくて、月曜日」
『…はい、また来週』
そうだ、来週…
1日挟むだけで会えないのがもどかしい
こんな感情何年ぶりだろう
気づいてはいけなかった
気づきたくなかった
駅に向かう彼の背中がどんどん遠ざかって…
『ま、待ってください…!』
気づけば走って追いかけて
勢い余って観音坂さんに支えられてしまった
「え、な、成海さん…!?」
『まだ、帰りたくないですっ!』
こんな我儘絶対に受け入れられない
だって私は観音坂さんの彼女でもなければ友人でもなく
ただの後輩
なのに、なのに貴方はどうして
そんなに苦しそうな顔をするの
『……ごめんなさい…こんなこと言ってもしょうがないです、よね…帰ります…』
支えられたままの体を離そうと身を引く
だけど、その瞬間体を寄せられ
気づけば観音坂さんの腕の中
沢山の人が行き交う駅の前、人混みの中で
キスされた。
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ひな(プロフ) - long inさん» わわ、コメントありがとうございます(´;ω;`)自分でもまだ展開を探りながら書いているので不安もありますが頑張って書きますね…! (2018年7月20日 0時) (レス) id: c1d9bce49d (このIDを非表示/違反報告)
long in(プロフ) - 主人公ちゃんの愛されキャラ感と独歩先輩の慣れてない感じがすっごく可愛くてキュンキュンしました!これから独歩先輩が彼女に対してどうなっていくのか気になります(〃ω〃) (2018年7月19日 22時) (レス) id: 66cfd8707b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2018年7月18日 0時