13 ページ15
独歩視点
今日も今日とて残業する
だけど今日のこのデスクの上は異様だった
並べられた数個お菓子類はチョコからグミまであり
缶より少し大きいサイズのコーヒーのペットボトル
「こんなに食べれる、か…?」
帰って一二三に分けるかとも思ったけど
彼女が気持ちでくれたものを分けるのもなんとなく嫌だ
……さっきの言葉は今思い返しても
幻かなんかなんじゃないか…
『えっと……また、お食事、一緒に行ってくれませんか…?』
頭の中にこだまする成海さんの声と
緊張気味に俯いた顔が脳裏に焼き付いてどうも集中出来ない
『仕事…家でやろ…』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A視点
「あんた、観音坂さんと仲良かったの?」
『えーっと、わけがあって…』
私は昨日観音坂さんに残業を手伝ってもらったことと
ご飯をご馳走していただいたこと
それから今朝連絡先を交換したことを話した
「へぇ…観音坂さんとね、意外だわ」
『?そうですか?』
「うん、だってAとは正反対って感じじゃない?それにあんたはほかの男性社員からもちょくちょく誘われてるでしょ」
『たまにだけど……でも、断ってますよ?そもそも男の人と2人で食事だなんて緊張します…』
「観音坂さんはよかったの?」
『昨日のはお礼で…!私から誘ったんです』
「あらまたまた意外〜」
からかうような柳田さんの目が痛い…
「で、何かあったわけ?」
『え?』
「男の人と、2人きりで飲んでなーんもないなんてことある?」
『あっ………ある!!』
「あ、そう?」
笑いすぎ、柳田さん
『私がよってふらついたところ支えてもらいましたけど、それ以外には触れてもございません…』
「へぇ〜?」
ニヤニヤしないでください
185人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひな(プロフ) - long inさん» わわ、コメントありがとうございます(´;ω;`)自分でもまだ展開を探りながら書いているので不安もありますが頑張って書きますね…! (2018年7月20日 0時) (レス) id: c1d9bce49d (このIDを非表示/違反報告)
long in(プロフ) - 主人公ちゃんの愛されキャラ感と独歩先輩の慣れてない感じがすっごく可愛くてキュンキュンしました!これから独歩先輩が彼女に対してどうなっていくのか気になります(〃ω〃) (2018年7月19日 22時) (レス) id: 66cfd8707b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひな | 作成日時:2018年7月18日 0時