204話 ページ5
隣に座った鬼龍くんを不思議に見る私に、相手は何を言おうか考えている様子。
特に話題がないのであれば帰ればよかったのに。なんて思いながらも、こちらから話題を提示した。
貴｢鬼龍くんは昔、ヤンチャだったそうですね｣
鬼龍｢なんで知って…愚問だな。知ってて当然か｣
口も動かしながら手も動かす。情報源ならすでに知ってるだろう。
貴｢そんな貴方が不思議でした。紅月は伝統を重んじ、礼儀に忠実、そして華々しく美しい｣
鬼龍｢似合わねぇってか？｣
貴｢いいえ。むしろ、蓮巳くんや鬼龍くんで無ければ今の紅月という基盤で出来上がっていないと思います｣
ピクっ、と彼が眉を動かした。まるで殺気を消し、餌へ噛みつく前の緊張感のある1歩前。
貴｢聡明かつ屈強で揺るがない自信…傷は痛みに変り、痛みは人を弱くする。人が逃げてしまいたくなる道でさえ、貴方たちは乗り越えてきた。誰にもできない、そんな苦境を歩いてきたからこそ、あの芥様ももしかしたら…｣
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Karera(プロフ) - とても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました。 (2022年4月6日 15時) (
レス) id: ea2b4ff7f7 (このIDを非表示/違反報告)
桜羽(プロフ) - めっちゃ面白くてついつい最終章まで一気読みしてしまいました！これからも頑張ってください！ (2021年10月8日 17時) (レス) @page42 id: ab5e0b2e52 (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも知らない言葉があると調べては「ほぇ〜賢いなぁ」と尊敬させられました、これからも頑張ってください！ありがとうございました！ (2019年8月4日 20時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
アイスてぃー。(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっても楽しくて更新を毎回楽しみにしてました！ありがとうございます！ (2019年7月28日 15時) (レス) id: fde611bcb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：�� | 作成日時：2019年7月21日 21時
