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150話 ページ31
痛い。針が指先に刺さった。
誰もいない講堂。プロデュース科の子にUNDEADの採寸データを貰った。それを見ながら、布を用意し、衣装を作る。
元からこういう細かい作業が嫌いなんだ。チマチマチマチマ…せっかちな性格だから、イライラする。
貴｢はあ…｣
目が疲れた。スプラッシュに向け、あの子達はダンスや曲を考えている。もちろん、起こるであろう事態を想定したリハーサルも。
｢そこ。間違っているのだよ｣
貴｢え？あ、本当だ…縫い直さなきゃ｣
斎宮｢ふん。貸してみたまえ。この糸は、こっちに通せば外さずとも縫えるだろう｣
貴｢えっ｣
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作者名：�� | 作成日時：2019年6月8日 23時
