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第45話 ページ7

貴「いってぇ…」

不慣れなダンス練習で体のあちこちが筋肉痛だ。

昼休み。職員室へ椚センセーに、仕事の件で呼び出された帰り道だった。

「A先輩」

貴「え?」

そこにいたのは、

貴「華ちゃん」

華「こんにちは!」

いつもと変わらず可愛い顔して近寄ってくるお気に入りの後輩。

華「あの、A先輩に聞きたいことがあるんです」

貴「ん?なに?」

華「先輩、好きな人とか、いますか…?恋愛的な意味で!」

貴「好きな人……」

すぐに脳裏によぎったのは、他の誰でもない。ただ1人だけ。

貴「うん。いる、かな?」

もし本人がここにいたならば、なんで疑問系なの!?なんて、突っ込んできそうだ。

華「…」

思い出したら、口元が勝手に緩む。

会いたいなぁ。

華「…A先輩」

貴「ん?」

華「どうして、その人が、好きなんですか?」

貴「どうしてって…」

なんでなんだろう。

貴「うーん」

華「好きになるのに理由はいらない、ってことですか?」

貴「いや」

好きになったのには、たくさん理由がある。

惹かれてしまう、惚れてしまう、理由はたくさん。

貴「理由があったから好きになったんだよ」

華「そ、なんですか…」

貴「んじゃ。私、佐賀美陣のとこにも行かなきゃだから」

私は華ちゃんの表情を見ず、その場を少し足早に、去った。

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(プロフ) - 千代さん» ありがとうございます。まだまだ未熟者なので、流石に人気は出ないですね…。もっと精進しなければ。これからも素晴らしい作品だと言ってもらえるように、努力しながら、更新頑張っていきます! (2018年3月12日 22時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - そう言いたいほど大変素晴らしい作品です。私自身、放送部の部長をしていて楽しめましたし、なにより内容が素晴らしい。羽風好きになりそうですなんかもう…有難うございます(←)これからも読ませて頂きます。更新頑張ってください! (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 初めまして。昨日この作品を見つけて読ませて頂きました。文が拙いし、長くなりますが感想を言いたいです。”なぜ人気でないんだ”。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年2月27日 22時

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