第77話 ページ40
警察署をあとにして、私は家へついた。
パソコンを開く。
デスクトップには、たくさんの編集ソフトと、ためた
卒業生と書かれたファイルをクリック。中にはクラスごとに分けた写真フォルダがある。
Aと書かれたファイルをダブルクリック。すると、元3年A組の人達の写真や動画がある。
最初は1人。次に、2人。そして3人。最後は全員で笑顔。
これだけでも1つの
私だけが知っているわけではない。
この思い出を、あのアルバムには刻んでいる。普通の高校生では味わえない青春を、彼らは過ごしてきた。
なのに、忘れてしまったのか?
私の瞳から、一筋。何かが流れた。
こんなにも素敵な仲間がいて、ユニットメンバーがいて、ライバルがいて、ファンがいて。
キラキラお星様のような笑顔を光らせていた君の笑顔が、今。途切れようとしている。
胸の中から溢れる思いが爆発して涙に変わり、私は無言で涙を流し続けながら、パソコンのカーソルを動かしていく。
ゆっくりと時計の針が進むように、撮影した写真も、時間をかけて、花を咲かせている。
貴「…」
心の内を吐き出すのは、また後でにしよう。
貴「さて。やりますか」
気合をいれて、動画編集ソフトを開いた。
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顥(プロフ) - 千代さん» ありがとうございます。まだまだ未熟者なので、流石に人気は出ないですね…。もっと精進しなければ。これからも素晴らしい作品だと言ってもらえるように、努力しながら、更新頑張っていきます! (2018年3月12日 22時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - そう言いたいほど大変素晴らしい作品です。私自身、放送部の部長をしていて楽しめましたし、なにより内容が素晴らしい。羽風好きになりそうですなんかもう…有難うございます(←)これからも読ませて頂きます。更新頑張ってください! (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 初めまして。昨日この作品を見つけて読ませて頂きました。文が拙いし、長くなりますが感想を言いたいです。”なぜ人気でないんだ”。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
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