第49話 ページ11
「いいのかえ?」
「…」
「あんなに愛を受け取っておいて、お主はそれに応えんのか?」
「…」
「可哀想じゃのう。嬢ちゃんも、お前さんも」
「朔間さんには関係ないでしょ」
朔間「関係あるぞい?元相棒じゃ」
「元、じゃん。なら今は関係ない」
朔間「ならば、言葉を変えよう。永遠の友人じゃよ」
「…」
朔間「まるで昔の嬢ちゃんのようじゃ」
「…」
朔間「自らを堕とし、暗闇を選び、塞ぐのかえ?」
「…」
朔間「真っ暗な世界に閉じこもったままかえ?」
「…」
朔間「あれだけ嬢ちゃんに言っておきながら自分は逃げるのかえ?」
「そうじゃない!」
胸ぐらを掴んで壁に叩きつけた。
朔間「ならなんだよ」
「っ」
朔間「逃げてる以外のなんだってんだ?テメェはAの気持ちを受け取らねぇじゃねぇか」
「…」
朔間「とっくにAは覚悟してる。だから、テメェのいた、あの戦場にいるんだろうがよ」
「…」
朔間「どうなんだよ。薫」
羽風「…」
朔間「…巻き込みたくない。お主の気持ちもわかるが嬢ちゃんの気持ちを無視するのとは、別だと思うがのう?」
そしていよいよ。
舞台の幕は開かれる。
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顥(プロフ) - 千代さん» ありがとうございます。まだまだ未熟者なので、流石に人気は出ないですね…。もっと精進しなければ。これからも素晴らしい作品だと言ってもらえるように、努力しながら、更新頑張っていきます! (2018年3月12日 22時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - そう言いたいほど大変素晴らしい作品です。私自身、放送部の部長をしていて楽しめましたし、なにより内容が素晴らしい。羽風好きになりそうですなんかもう…有難うございます(←)これからも読ませて頂きます。更新頑張ってください! (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
千代(プロフ) - 初めまして。昨日この作品を見つけて読ませて頂きました。文が拙いし、長くなりますが感想を言いたいです。”なぜ人気でないんだ”。 (2018年3月12日 0時) (レス) id: b14c7e5392 (このIDを非表示/違反報告)
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