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第31話 ページ33

貴「…」

私はギュっと拳を握り、その扉をノックした。

「はーい?」

出てきたのは小柄な男の子。

確か名前は、

貴「真白友也、君?」

真白「カメラマンの久世さん、ですよね?あの変態仮m……部長に何か用ですか?」

貴「う〜ん…正確には、演劇部に用があって」

真白「?」

演劇部にお邪魔して時間が経った頃。

日々樹「フフフ…☆面白そうですね、構いませんよ」

貴「本当ですか?ありがとうございます!」

日々樹「えぇ。ですが、衣装とかはどうするんですか?」

貴「こちらで用意します。なので、」

ポケットからメジャーを取り出し、

貴「採寸、させてください」

文化祭に向けて放送部が動き出した。という噂が広まっている。

そんな中、軽音部部室では。

羽風「…」

乙狩「なんだか、羽風先輩、このごろ機嫌が悪いな」

大神「だぁあ!暗いオーラ出してんじゃねぇ〜よ!気が散るんだよ!」

朔間「薫くん。いつまでもしょげていても、しょうが無いぞ?」

羽風「…」

何も出来ない自分が不甲斐ないのか、それとも本気で怒っているのか。

私には、分からない。

窓の冊子に頬杖をつき、外を眺めている彼の顔に穏やかな雰囲気はなく、険しい瞳でずっと遠くを見つめている。

貴「…」

今、君の世界には何が映っていますか?

白いカーテンが彼を包みこむように風を覆いこんだ。

それはまるで天使の羽のようで、

とても美しくて、とても綺麗だった。

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カグサ(プロフ) - 羽風先輩の執事服とか私得すぎてもうほんとに無理です(語彙力)連コメ失礼いたしました! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カグサさん» ありがとうございます。頑張ります! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 1話から一気に読まさせていただきました!とても素敵な作品だなって思いました。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年12月26日 23時

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