検索窓
今日:16 hit、昨日:3 hit、合計:48,141 hit

第29話 ページ31

「チッあいつ、どこ行きやがったんだ」

すり足で夜道を歩いてきていた一人の男…私の父は、私の帰り道を辿ってきていた。

とある公園にて。

なにか音がしたと思い、奴は早足で向かう。

落ちていたのは1つのスマホ。他に人影は無く、とりあえず落ちていたものを拾った。

「あ、すみませ〜ん」

「あ?」

若い青年が話しかけてきた。手に持っていたスマホを指さして、

「それ、ぼくのなんです」

「そ、そうだったんですね。どうぞ」

見たことのない容貌と、綺麗な声、聖母のような微笑み。奴は彼の手に触れないよう注意しながらスマホを渡した。

「ありがとうございます〜☆」

「おう」

そしてその青年は、闇夜に溶けるかのようにその姿を消した。

「クソッ…Aはここにいねぇのか」

すり足で歩いてくれてありがとう。

足音が遠ざかったのを聞き、私は草むらから顔を出す。

貴「焦、ったぁ…ありがとうございます、深海先輩」

落としたスマホを手渡され、

深海「いえいえ。おやすいごようですよ、Aさん♪」

第30話→←第28話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
42人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 羽風薫 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カグサ(プロフ) - 羽風先輩の執事服とか私得すぎてもうほんとに無理です(語彙力)連コメ失礼いたしました! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - カグサさん» ありがとうございます。頑張ります! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 1話から一気に読まさせていただきました!とても素敵な作品だなって思いました。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年12月26日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。