第21話 ページ23
貴「たく…」
脱いだメイド服をハンガーにかけ、制服に着替える。
脱いだその服をどこに置いておけばいいかわからなかったから、とりあえず裏方の机の上に置いておこう。
佐賀美「久世!」
教室を出、私の苗字を叫びながら走ってきた怠慢教師。
膝に両手を置き、ゼェハァとかなり息を切らしている様子。
佐賀美「いやぁ、こんなに走ったのは久々だなぁ〜」
貴「はいはい良かったですね。で?何のようですか?」
佐賀美「おまっ…意外とドライだな。いや、知ってたけど。もっとこう、あんだろ?背中さすって、大丈夫ですか?みたいな」
貴「ありません。特に貴方には」
佐賀美「お前、教師をなんだと思ってるんだ…」
貴「教師は教師。でも、貴方は私の中で教師の中に入ってませんので。それで?要件は?」
佐賀美「お前が前住んでいたアパートの大家から連絡があってな。お前の部屋、だいぶ荒らされていたらしいってよ」
貴「!」
佐賀美「そんで他の住人叩き起してお前のこと聞いて回ってたってさ。殴られて怪我したって人もいるらしい。警察もそこんとこ話聞きたいって連絡が入ってきた」
貴「あの野郎…それって、何時頃の話ですか?」
佐賀美「今朝の7時行くか行かないかってくらいだ。引っ越すっていう情報をお前が大家以外に話してなくて幸いだった。もし、話してたら…」
いや、そうじゃない。
7時行くか行かないか…私がいつも登校する時の時間帯だ。
今回、家を出たのは6時半。もし、いつも通り出ていたならば…と思うと、ゾッとする。
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カグサ(プロフ) - 羽風先輩の執事服とか私得すぎてもうほんとに無理です(語彙力)連コメ失礼いたしました! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
顥(プロフ) - カグサさん» ありがとうございます。頑張ります! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 1話から一気に読まさせていただきました!とても素敵な作品だなって思いました。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
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