第1話 ページ3
いよいよハロウィン本番。
窓は全て暗めの色の布で覆い、学院内は薄暗い。仮装した生徒達のキャラクターがより際立つ。
私は仙石に借りた忍者の服(本人に取っては正装らしい)を拝借し、黒服に身を包んで、影に隠れながらアイドル科3年の卒アル撮影を続行中である。
「A殿!」
貴「!?」
上から降ってきた小柄な少年に後ずさり、誰だがわかるとその少年の名を呼んだ。
貴「仙石…天井から出現しないでよ。驚くじゃない」
仙石「そ、それは…ごめんなさいでござる…」
貴「ああ、怒ってるわけじゃないよ?というか、どうしたの?」
仙石「衣更殿の頼まれ事を遂行してる間、A殿の姿が見えたので声をかけたのでござる!」
貴「あ、そうなの。お菓子でも強請られるのかと思った」
仙石「ふむ…今日はハロウィンでござるし。A殿、トリックオアトリートでござるよ!」
まさか本当に言われるとは…。変なことを言うべきでなかった。
貴「はい」
ポケットから取り出した飴玉を彼の手に乗せた。仙石はニッコリと笑って、では!と、音なくその場から身を消した。
貴「さて」
私も
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カグサ(プロフ) - 羽風先輩の執事服とか私得すぎてもうほんとに無理です(語彙力)連コメ失礼いたしました! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
顥(プロフ) - カグサさん» ありがとうございます。頑張ります! (2017年12月27日 20時) (レス) id: 09070ac26a (このIDを非表示/違反報告)
カグサ(プロフ) - 1話から一気に読まさせていただきました!とても素敵な作品だなって思いました。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年12月27日 20時) (レス) id: 754d74c58c (このIDを非表示/違反報告)
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