あんスタ【もう1人の転校生】5 (ページ10)

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第48話ページ10

貴｢あ、ここ｣

瀬名｢こ、ここ？｣

家は普通の一軒家だ。まあ、一般の人(？)と比べると、大きい方…なのかな。

貴｢ついでに上がってって？｣

瀬名｢いや、いいよ。迷惑だろうし｣

貴｢いいって！どうせ、弟しかいないから♪｣

そう言って玄関の戸を開け仁王立ちしていた人物。

｢おかえり｣

ニッコリと笑うその顔は、誰よりもあたしそっくり。

瀬名｢…お、とうと、さん？｣

貴｢え、あ、え｣

｢Aの兄の、康斗(やすと)っていいます…早速だけど…｣

瀬名の胸ぐらを掴み、壁に押し付けた兄貴。

康斗｢君はAのなんなのかな？｣

瀬名｢うぐっ！？｣

貴｢やめろくそ兄貴ぃ！！！！｣

あたしの回し蹴りが見事兄貴の鳩尾に入る。吹っ飛んだ身体は床に打ち付けられ、気絶。

階段から降りてきたまた、あたしに似た男の子。兄貴よりは小柄だ。

瀬名｢あ、こっちが、弟か｣

守｢…( *・ω・)*_ _))｣

貴｢最悪…なんで｣

兄貴の死体を蹴りながら、あたしは瀬名をリビングへ促した。