まぁまぁ、原作崩壊も程々に Ⅲ (ページ13)

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乗り込んできた謎の男ページ13

急いで外に出れば刀をもって現れた一人の男
左頬には海という刺青が彫られており、暴れ回っている

暴れ回られては困る

「船を壊すんじゃない！！何のようなんだ君は！！」

「この船の食料……船医も出せ！！！早くしねェとその首取る！！」

「なんだ！怪我をした人でもいるのか！？それは大変だ、早く連れてきて治療しよう！！生憎医師はいないがある程度の診察は出来る！！」

そう言うと刀がｽﾁｬｯと揺れた

しかし全くこちらへの警戒心が消えていないのを見ると信じられていないようだ

「海賊の言うことなんて信じれるかァ！！

こちとら名のある海賊の首をいくつも落としてきてる。名もねェ海賊風情がｯ……！！」

そう言って刀を振り回す男

このままでは船が傷つけられてしまう……、せっかくカヤがくれた船をそうそう壊すわけにはいかない！

ｶﾞｷﾝｯ！！！

一直線に襲ってくる男を止めるべくこちらもその男に向かって行き振り上げられた刀を蹴り飛ばした

「ｸｯ！！」

「君は！！少し落ち着け！！」

ｺﾞﾝｯ

「ｸﾞﾊｧｯ」

少し強めの頭突きをした

鼻血……出てるけど大丈夫だろうか

「紙一重か……」

「一体なんだって言うんだ……」

男が倒れた後すぐに扉が開いた
開けたのはゾロで倒れた男を見て驚いていた

「お前……！ジョニーじゃねェか……！！」

「ゾ……ゾロのアニキ！！？」

「え！！待ってくれゾロの知人なのか！？」

ゾロの友人を頭突きしてしまった……なんて事をしたんだ……
少し顔が青ざめてきているのが自分でもわかる

「どうした、ヨサクは一緒じゃねェのか」

「それがｯ！！ヨサクのやつが病気になっちまって！！」

メリー号の横に止められていた小さな小船から連れてきたのは顔は青ざめ、血を吐いていて息も荒い男の人だった

症状を聞く限り、持病でも何処か病気にかかりそうな場所に言ったから出たものでもなさそうだった

というかこれ……もしかして。

「アニキこいつ……！！死んじまうのかなァ！！」

「……！！」

いや、処置を間違えなければ死にはしないけど

「バッカじゃないの！？」

「何だとナミてめェ！！」

「あんたおれの相棒の死を愚弄するとただじゃ置かんぞ……」

「落ち着いて、落ち着いて……

確かに海に出てるのにその知識がないのはおバカだけど！！ウソップ、キッチンにあったライムを持ってきて」

「絞って持ってきて」

ウソップに頼むと急いで持ってきてくれて、飲ませていた

いや飲ませすぎてこぼれてる！