三成様のお兄さんは病弱でした (ページ4)

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３話ページ4

豊臣のお城‥長浜城

お城には竹中っていう軍師が居た。

凄い笑顔で僕らを迎えてくれた。

『待って秀吉最高！何この子たち可愛すぎる！』

って言ってた

佐吉はちょっと照れて僕の後ろに隠れてた

僕の弟はかわいい。

引き取られて少しして僕らと同じ位の子がいることを知った

離に居るらしい。佐吉と行くことにした

離には札が貼ってあり異様な雰囲気を醸し出していた

札を剥がし戸を叩く

すると中から佐吉と同じか少し年上の男の子が出てきた

えーと。紀之介くんだったかな？

紀之介くんの目は恨みとか憎しみとか悲しみとかで濁ってた

空気読めない佐吉は容赦無く紀之介くんに触れる

『やめろ！』

声を荒らげ佐吉を拒否る様を見て僕も少し驚いた

わけあり何だなと思った。

‥腕に巻いていた包帯から癩病なのではないかと予測した

合ってたわけなんだけどね

それから毎日僕と佐吉は紀之介くんの所に通い続けた。

最初は凄い警戒されてて

部屋に入れてもくれなかったんだけど

1ヶ月位通い続けたかな？部屋に入れてくれたんだ。

嬉しかったなぁ。

色んな話を聞いたんだ。刀の話が多かった。

『太閤は粟田口吉光の太刀を持ってる』とか

『正宗の刀が蔵にあった』とか

凄い楽しそうに話してた。

最後に病気の事を教えてくれた。泣きそうになりながら

聞き終わってから紀之介に抱きついたら

顔真っ赤にしてたな‥可愛かった。

その時僕は十二歳、佐吉は七歳、紀之介は八歳