第86話 異変 ページ49
眠ってから何時間経つのだろうか。
熱もだいぶ引いた気がする。体を起こすと、もう午後三時だ。おやつの時間だけど今はおやつを食べる気ではない。
貴「だいぶ寝てたなーーー。オロ○ミンCでも飲むとするか。」
と言い階段を降りると、違和感に気付く。
………人の気配がない。
当たり前なんじゃね？って思う人もいるがそうじゃない。
政宗達の気配すら感じないのだ。
貴「みんな、出かけたのかな？」
扉に入り、みんなの住居スペースに行くが誰もいない。
どこもかしこもシーンとしている。
やはり出かけてしまっているのか？
それにしては何かが妙だ。そんな気がする。それが当たってなければいいのだが。
貴「……………。」
誰もいなくなるとこんなにも静かなんだね。いつもワイワイギャーギャー叫んで部屋中酒の匂いでいっぱいになって。そんなことしてたらこじゅや佐助に怒られるという始末。
三成が怒って刀を振り回したり、酔った幸村と左近が調子こいて馬鹿やったりと賑やかだった。
そんな光景に私はポカーンとしてたけど温かな目でそれを見てた。
思い出に浸り、他の部屋を見てみると、部屋が空っぽになっていた。
貴「………え？何で綺麗さっぱり何も無くなってるの？」
変だ。おかしすぎる。出かけるくらいで荷物を全て持ち出すか？
するとリビングのテーブルの上に紙が置いてあった。
近くにボールペンがあることから、書いて間もないのだろう。
私はその紙を読んでみる。
「A、随分とお前には世話になったな。お前には感謝してるぜ。黙って行っちまうのもあれだが仕方ねぇんだ。もう時間がないくらい大変なことが起きてな。そんな大変なことにお前を巻き込められねぇんだ。俺が言うのもあれだがお前と一緒にいられた日々はすごくhappyだったぜ！
……………じゃあな。
伊達政宗より」
貴「……………は？何これ。え……どういうことなの……？黙って………？大変な……こと？じゃあね………？…………もうみんなと会え……ないの……？黙って、私の……ま……え……がら……いなぐ……なっぢゃう……の？お別れ……なの？………やだ。嫌だよ……。嘘だと言って……。冗談だって言って……。みんな、どこかに隠れてるんでしょ……？出てきてよ………。勝手に……いなぐ……なら……ないで……。あぁ……ああああああああああ……！！」
この日を境に私の前からみんなが………いなくなった。
作者のお部屋………ってこれ何回目だろうね→←第85話 政宗様イケメンだよぉぉぉぉぉぉ！！
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ムーンストーン - 読んでめっぢゃなげまじだー(T^T) (2017年10月1日 15時) (
レス) id: ee0a1026f0 (このIDを非表示/違反報告)
婆娑羅とJスターズ(プロフ) - 読んでくれて有り難うございます。まだアイデアが……。完結できるようにアイデアは練るつもりです。 (2016年7月30日 12時) (レス) id: c7ee25bbfc (このIDを非表示/違反報告)
ナッコ - 初めまして！ いつも楽しく拝見しています！ 婆娑羅とJスターズ様が書かれるお話が好きなので、よければ完結していただければと…楽しみにしています！ (2016年7月27日 23時) (レス) id: 8b77a01456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：婆娑羅とJスターズ | 作者ホームページ：http://JPBSAAI
作成日時：2015年10月24日 20時
