第73話 さよなら北海道 ページ36
現在、私の目の前で二重人格の人と政宗が競り合いをしておりまする………。私は一体どすればいいの?
?「うっ……!」
政「ん?」
?「はっ!私はなんてことを……!」
政「いつもの穏やかな人格に戻ったか。」
?「はい。あの……。」
貴「ん?」
?「Aさん、迷惑をかけて申し訳ありません………。その……彼が受けた傷は私が直しておきますので……。」
貴「あ、お願いします…………。」
先ほどの優しい人格に戻ったようで、彼は裕悟君が受けた傷を癒している。
ってかヒーリング能力使えるとかすごいわ……。
?「あ、そういえば名を名乗るを忘れていましたね。私の名は千利休と申します。」
やはりかーーーーーー。櫻井ボイスで二重人格のサイキッカーって千利休しか考えられんかったわーーー。
ってか千利休もこっちに来てたん?
千「このくらいなら数分で終わります。」
貴「早っ!!」
政「ってかあんたもこっちに来てたのか?」
千「はい。巻物に閉じ込められ、気づけば森の中にいまして。日ノ本各地を回りながら旅をしています。」
サイキックで空飛んでんのかな?
千「えぇ、まぁ。」
貴「また心読まれた!!」
政「へー、心読みか。」
千「私はこの能力をあまり好まないのですが無意識ですので………。………はい、治療完了です。」
貴「あっという間やな……。」
千「私に関しての記憶は消しておきましたので。」
貴「いつの間に!?」
千「治療中に。」
貴「はぁ……。」
政「A、こいつを連れて観光に戻りな。俺はこいつと話す。」
貴「あぁ、うん。わかった。」
私は裕悟君を連れて観光へ戻った。
政宗、利休と何を話してくるのだろうか……。気になるわーーーーー。
歩いてるとベンチがあったので一休み。
しばらくすると裕悟君が目を覚ました。
裕「ん…………?」
貴「あ、目覚めた?」
裕「A!?何で隣に……!?」
貴「え?見かけたから。」
裕「そ……そうか。」
貴「北海道は寒いねー。」
裕「そうだな……。寒いな。」
貴「今日でこの北海道ともお別れかーー。寂しいなぁ……。」
裕「来年も行けるだろ?」
貴「せやねー。でも来年で終わりだよ?」
裕「…………あのさ、A。」
貴「ん?」
裕「………メガネ取ってくれない?」
貴「え?…………いいよ。」
スッ
裕「//////」
貴「取ったけどどうしたの?」
裕「…………綺麗だよ。」
貴「え……?////////」
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ムーンストーン - 読んでめっぢゃなげまじだー(T^T) (2017年10月1日 15時) (レス) id: ee0a1026f0 (このIDを非表示/違反報告)
婆娑羅とJスターズ(プロフ) - 読んでくれて有り難うございます。まだアイデアが……。完結できるようにアイデアは練るつもりです。 (2016年7月30日 12時) (レス) id: c7ee25bbfc (このIDを非表示/違反報告)
ナッコ - 初めまして! いつも楽しく拝見しています! 婆娑羅とJスターズ様が書かれるお話が好きなので、よければ完結していただければと…楽しみにしています! (2016年7月27日 23時) (レス) id: 8b77a01456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婆娑羅とJスターズ | 作者ホームページ:http://JPBSAAI
作成日時:2015年10月24日 20時