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「でも、Aさんの両親のことをシゲチーくんに聞いた時にはビックリしたよね」
「ええ。何とか力になってあげたいけど」
人の良さそうな康一の横で、シゲチーが再度、鼻をかんだ。
「オラ、お金をあげようとしたんだけど、受け取ってもらえなかったんだど」
「そりゃあそうでしょうね。誰かに恵んでもらうお金なんて、あたしだって受け取りたくないわよ」
「ただより高いものはないって言うしね」
「……？よくわからないど。オラだったら絶対に受け取るし、仗助さんや億泰さんだって受け取ろうとしたど」
「シ、シゲチー、その話は今しなくても」
「う〜ん、Aさんは純粋だから、たぶん自分で稼いだお金じゃないと納得しないのかもよ」
「……じゃあ、オラがお姉さんを雇うど！」
「ハァ？おいおい、雇うって何させんだよ？」
仗助の問いかけに、シゲチーが腕組みをしながら真剣な顔で答える。
「それはまだ考えてないど！とりあえず、時給100円くらいでどうだど」
「安ッ！」
「やっぱりさァ、露伴先生に事情を話して協力してもらった方がいいと、僕は思うんだよねェ」
しばらくガキ共の会話を無言で聞いていたが、露伴先生という人物のことが気になり口をはさんだ。
「康一くん、話の腰を折って悪いが露伴先生とは誰かね？」
「『ピンクダークの少年』というコミックを連載している漫画家さんなんですけど、吉良さん知ってますか？」
「いや、私は漫画を読まないのでね。少年の頃なら__読んだかもしれないが」
「Aさん、彼の大ファンなんですよ。露伴先生のアシスタントができたら、そりゃあ喜ぶんじゃあないかな〜」
岸辺露伴か……先を越されてはまずいな。
「でも、アシスタントは断られたって、さきほど言っていたよね？」
「そうみたいです。由花子さんが直接、彼女から聞いたそうなので」
「なら、私が雇おう」
「えっ！」
「本当スか⁉」
「ああ。いろいろと話を聞いて、どうしても力になってあげたくなった」
「お待たせいたしましタ」
「料理が来たね。冷めるといけないから、先に頂こうか」
「そうっスね。A、すごく喜びますよ！」
彼女の喜ぶ顔を想像して、何故だか胸がざわついた。
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m0902(プロフ) - 了解しました ！ありがとうございます！楽しみにしときます！ (2021年2月11日 23時) (
レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - また気が向いたら友達になって下さい (2021年2月10日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
m0902(プロフ) - 初コメです！すごく好きです !!続きも楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年2月8日 10時) (レス) id: cbe2135a28 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - 初コメ失礼致します…！！世界観や言い回しがすごく好きです！！一気読みしてしまうのも頷けます…！！これからも応援してます！！どうかお身体にはお気をつけてお過ごしください…！それと条件大丈夫です！！続きがすごく気になるのでまってます…！ (2021年1月5日 19時) (レス) id: c4c21690fd (このIDを非表示/違反報告)
もとか - まってます、、、 (2020年8月17日 23時) (レス) id: 4ade42e6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光
| 作成日時：2016年10月27日 19時
